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1957年 アメリカ 96分

監督:シドニー・ルメット
出演:ヘンリー・フォンダ、リー・J.コップ、エド・ベグリー


(ストーリー)
 既に法廷劇の代名詞となって久しい、アメリカ映画史に輝く傑作ドラマ。元々は高い評価を受けたTV作品で、その脚本・演出コンビによる映画版だが、そのいかにもTV向きの密室劇を上手くスクリーンに転化させた手腕は見事の一言。17歳の少年が起こした殺人事件に関する陪審員の討論が始まったが、誰が見ても有罪と思えたその状況下で、ひとりの陪審員が無罪を主張した事から物語は動き始める……。

 評決を出す最終段階の討論の前、ヤンキース戦のチケットをパタパタさせながら、早く終わらせて観戦を楽しみにしている人、有罪で決まりと言っている人、緊張している人など色んなタイプの12人の陪審員たち、オープニングはすごく軽く感じた、日本でも裁判員制度が始まり、自分が選ばれたらどうしようと多数の人が思っているはず、この映画を見ると、自分の本意に関係なくても裁判員に任命されたら、いい加減にしてはならないと思うだろう。この映画は極端なケースなのか、頻繁にあるケースなのかわからないけど、11人が有罪で自分1人が無罪と判断し、有罪と判断した人から色々言われると意見を翻したりする可能性は大かもしれないが、最後までぶれず自分の意見を言い続け、陪審員全員一致で無罪評決にした執念はすごい。この映画をレンタルする予定はなく、2007年ロシア版『12人の怒れる男』をレンタルしたつもりだったのに間違って52年前のアメリカ版を手配してしまったので、近いうちにかなり激しそうだと思うけどロシア版も観てみようかなあと思う。