16時過ぎにマタギ小屋へ到着、外見はこんな感じ。
ここからは、ガイドの小池さんの奥さんも合流で食事の準備開始。てめえの準備不足で、この時ひとりぶるぶる震えていた。
あの格好で林から出てきたら驚くだろうなあ。お前バカかと言われても仕方ない格好だった。本格的な山歩きデビューで身を持って体験したことは次回から生かされると思うので役に立てたい。
このぶるぶる震えている時にいただいたのが、山菜たっぷりの味噌汁、こんなに美味しいものあるのかというぐらいに、美味しく体を温めてくれた。おかわりしてしまった。
目の前の焚き火のまわりはこんな感じ。イワナの塩焼き
19時を過ぎると辺りも暗くなり、用をたすにもヘッドライト必携になった。山菜の漬物、天ぷらを食べ、イワナを食べ、地酒の白神を飲み、ビールを飲みながら、色々なマタギについての話、山の話、荷造りの仕方の話などを聞きけ、とても有意義な時間が過ぎていった。
山歩きで絶対に着てはいけない綿素材の着衣を何も考えないで着て沢歩きをしてしまい、その意味を身を持って知った。あと一緒に歩いてみてマタギさんの凄さを知れていい体験できたなあと思った。小池さんを見てすごいなあと思ったが、その小池さんは師匠のマタギさんはまだ凄いと言い色々と話をしてくれて、テレビ局が何かの撮影の為にやってきたそうで、かなり無茶な行程だったらしく、その撮影の目的が終わって引き返す時に辺りが真っ暗になり立ち往生して一歩も動けなくなったらしく、途中で時間短縮の為に軽装にしたらしく、ヘッドライトすら持っていなかった。皆が動くのが危ないので、マタギ師匠が、道中に鵜松鏑と言う火をおこす時に便利な木があったのを覚えており、闇の中をその木の場所まで行き、鵜松鏑(「うだいかぶら」と言っていたと思う?)の皮を削って火を着けて杖に巻きつけ松明代わりにして皆の所に戻ってきたらしい、さらにその鵜松鏑の皮を皆の杖に着けて松明代わりにしてゆっくりと先を進んだらしい、その上マタギ師匠は皆のキャンプまで行って人数分のヘッドライトを持ってきたそうだ。今回正真正銘の闇を経験した私、普通の人なら怖くて動けない所をこの動きで皆を救った話を聞いて、本物は違うなあと感心した。
沢歩きの後、マタギ道という所を歩いて戻ったが、ど素人の私が見てもどれがマタギ道か分からなかった。小池さんが「おうっ」と言って感動した様子で立ち止まる機会が多く、説明をしてくれるのだが、その珍しさがよくわからないのが非常に悔しいかった、食事をしながらでも、鳥の鳴き声が聞こえてくるんだけれど、その声を聞き分け「今日はこれで20種類今日は多いなあ」と言われるものの、それがわからない私、悔しいです。
普通に歩いているようで瞬時に色々見ているのは凄いし、正直言うとあまり後ろを振り向かないので、おいてけぼり感を持っていたが、実はそう見えるがしっかりと私のこともその少ない振り向きで察してくれていたんだろう。本当に凄いと思う。このマタギ舎の人は、環境省から自然監視員に任命されているとのこと。白神山地の見張番でもある。夜通し色々話したい気分だったが少しの酒で睡魔が襲ってきたので、就寝した。ここでも準備不足の為に凍死するんじゃなかろうかというぐらいの寒さに襲われた。ボケーとする意識の中、枕元を何か小さい生物が駆け抜けていった。ネズミかリスらしい。
やはり見て聞いて感じる経験に勝るものはないと思った。