2007年 フランス 108分
監督:ザヴィエ・ジャン
出演:カリーナ・テスタ 、 サミュエル・ル・ビアン 、 オルレアン・ウィイク 、 エステル・ルフェビュール 、 パトリック・リガルド
(ストーリー)
大統領選に端を発した暴動に荒れるフランス。移民系の若者5人は暴動に紛れて強盗を実行、二手に分かれてオランダへ渡ろうとしていた。アレックスとヤスミンは強盗で負傷したサミを病院に届けるが、サミはそこで死んでしまう。一方先行していたファリッドとトムは国境近くの小さな宿屋に泊まり、美女二人に思わぬ歓待を受ける。しかし、その宿はナチスを信望する家族の宿で、彼らは宿泊客の監禁・殺害を繰り返していたのだった。
フランスとオランダの国境にある屋敷を舞台にしたスプラッター・スリラー。強盗を犯して国外へと渡ろうとする4人の若者が、ナチスを信奉する一家の罠にかかり追い詰められていく様子を映し出していく。描写はひたすらに強烈で凄惨。顔を覆いたくなる映像の数々が観る者の脳髄を刺激し続け、ナチス一家の倒錯した思想が感情を揺さぶり続ける。そしてその先に待つ血と狂気の世界には、人種を多数抱える国家の問題が透けて見えてくる。ヒロインのヤスミンを演じたカリーナ・テスタは恐怖に怯え、絶望に打ちひしがれる女性を生々しく表現。監督のザヴィエ・ジャンは本作が長編デビュー作。
ほとんどが何も得るものはないのに、つい観てしまうホラー。アレックスとヤスミンがボコボコにされて、豚小屋の奥の檻に首輪をはめられて鎖で繋がれる。アレックスは一生懸命、ヤスミンの鎖を引きちぎろうとする、切れるはずないやろうがと観ていると、不思議なことに切れちゃった。「そりゃないやろ」と突っ込んでしまった。
その先に待つ血と狂気の世界には、人種を多数抱える国家の問題が透けて見えてくる。と紹介があったが????わからない。とにかく観ていて痛い映画だった。
