こんなんありました!




2003年 日本 135分


監督:森田芳光
出演:大竹しのぶ、黒木瞳、深津絵里、深田恭子


(ストーリー)TSUTAYA DISUCASより
 昭和54年の冬。竹沢家の三女・滝子が突然3人の姉妹全員を呼び集めた。滝子は探偵の証拠写真を示し、70歳になる父・恒太郎に愛人と子供がいると伝える。4人は母には知らせないようにと約束する。だが、彼女たちも互いに人には言えない問題を抱えていた。華道で生計を立てる未亡人の長女・綱子は、妻子ある男性と付き合っている。次女・巻子は夫の浮気を疑い始めていた。潔癖症の滝子は、父の調査を頼んだ内気な青年との恋が足踏み状態。四女・咲子は売れないボクサーと同棲中。母・ふじだけが、何も知らずに平穏な日々を過ごしているようだった…。

 阿修羅はインド民間信仰上の魔族。外には仁義礼智信を掲げるかに見えるが、内には猜疑心が強く、日常争いを好み、たがいに事実を曲げ、またいつわって他人の悪口を言いあう。怒りの生命の象徴。争いの絶えない世界とされる。と紹介されて映画は始まる。

 今度この作品をモチーフにした『ゼブラ』という舞台を観に行くので、予習の為に観てみた。

 もっとどろどろしたものを勝手に想像していたが、不倫とか、愛人の話など出てはくるものの、全然どろどろしたものはなかった。

 映画では、大竹しのぶ、黒木瞳、深津絵里、深田恭子の4姉妹だが、これが『ゼブラ』では、斉藤由貴、星野真里、山崎静代、大沢あかねになる。本来は次女が壇れいがキャスティングされていたが病気の為に降板した。舞台は、映画とは別物らしいので、期待して観に行くことにする。

 4姉妹の中でも、黒木瞳演じる次女巻子が一番しっかりしているように見え、家のことや姉妹のトラブルには、ほぼ全て関与して解決しようとする。長男みたいな次女だった。

 大竹しのぶ演じる長女で未亡人の綱子は、次女の巻子がしっかりしているからだと思うが比較的自由人的な感じで、長女かいなあ?と思うシーンがあった。

 4姉妹で三女滝子と四女咲子の間には、小さい時から積み重ねられた軋轢があり、あまり関係が上手くいっていなかったが、滝子とその旦那が咲子の窮地を救い最後には仲のいい4姉妹になる。


 次女の巻子の旦那が、浮気相手にダイヤルしたつもりが、家だったが愛人宅と思い込み、自分の妻に昼飯の約束をするが、途中で気付き電話を切るシーン、「間違えるかあ?あんた」と突っ込んでしまった。しかし、この旦那は愛人なんかいないと言いはる。これは立派だった。

 あと脇役で愛人と思われる役で木村佳乃、滝子の旦那役で中村獅童、咲子の旦那でRIKIYA、巻子の娘に長澤まさみが出演していた。
 愛人(木村佳乃)が挨拶する時のあのお辞儀の仕方はいったい何の意味があるんだろうかと思った。

 滝子の旦那(中村獅童)は、なかなかいい味を出していたなあ。それに比べて咲子の旦那(RIKIYA)は、個人的に何でキャスティングしたのと思ってしまった。長澤まさみは、一言二言ぐらいしかセリフはなかったと思うが、この直後ぐらいからブレイクしたと思われる。


 なかなか面白い作品だったと思う。『ゼブラ』も楽しくなってきた。