『ゼブラ』
13:00開演
シアタークリエ 8列 10番
出演:斉藤由貴、星野真里、山崎静代、大沢あかね、入江雅人、今井ゆうぞう、是近敦之、矢部太郎
ストーリー
これは、母の手ひとつで育てられた四姉妹のおはなし。
長女(斉藤由貴)と四女(大沢あかね)はすでに結婚している。
三女(山崎静代)も近々結婚を控えている。次女(星野真里)は男の影もなく、家を切り盛りするばかり。母親は現在入院中であり、生死をさまよっている。次女の引越しの準備もあり、母親の見舞いもかねて、四人全員がひさしぶりに顔を合わせた。
ひさしぶりにというのは、なにかが起こる前兆であったりする――
姉妹が幼い頃に家を出て行った父親の存在。突然あらわれた葬儀屋の兄弟。互いに隠していたことが次々と明らかになったその日、一本の電話がかかってくる…。
斉藤由貴は、三谷幸喜の『君となら』、入江雅人は第三舞台の『パレード旅団』ですでに見ており演技は間違いないのは確認済、あとメンバーがどんなものか楽しみだったが、壇れいが初日の10日前に鉄欠乏性貧血で降板してしまったのは残念だが、星野真里が代役とは有難い。この短い期間に初日なのに代役を引き受けた星野真里の役者魂を生で観れるのは嬉しい限りである。
これは勝手な想像だけれど多分、壇れいの降板があって台本書き換えたのではないかなあと思ったりもする。
このお話は次女がすごく重要だったような気がする。
オープニングはパジャマ姿の四姉妹が舞台に、長女(斉藤由貴)が中学生になった設定。なかなかやるなあと釘付け、『阿修羅のごとく』がモチーフになっていると紹介されていたが、全く別物になっていたと思う。『阿修羅のごとく』では、あまり笑えるところはなかったが、この『ゼブラ』笑わせながらも、長女の旦那へ対しての苛立ち、次女の実の父親への憎しみ、三女の大きさ、四女の母親へ対する思いが伝わってきた。生静ちゃんはでかかった。その静ちゃん(三女)の婚約者の梨田(今井ゆうぞう)は、ナイスボケキャラ一瞬『キサラギ』のスネークそのままやんけと思ったが、楽しそうにキャラクターを演じている風にみえた。
葬儀屋ブラザースも、いい漫才をしていたなあ。
最後に次女が客席に背を向けて座り、幼少からの回想シーンがあるんだけれども、斉藤由貴のセーラー服を見た途端に、心の中で「麻宮サキやヨーヨー投げて、何の因果かマッポの手先、人呼んでスケバン刑事、麻宮サキって言って」と呟いていた。
作品としては面白い作品だったと思う。台本を書き換えたというのであれば、完全版を次女が壇れいで再演をてみたい気がする。

