2001年 日本 135分
原作・脚本・監督:橋口亮輔
出演:田辺誠一、高橋和也、片岡礼子、秋野暢子、富士真奈美、光石研、深浦加奈子
(ストーリー)TSUTAYA DISCASより
ペットショップで働く直也。気ままなゲイライフを送りながらも充足感を得られずにいる。土木研究所で働く勝裕。ゲイであることを隠し、自分の気持ちをストレートにうち明けられない優柔不断さにうんざりしている。歯科技工士の朝子。傷つくことを怖れ、人生を諦めたような生活を送っていた。やがて、付き合い始めた直也と勝裕。平穏な時が流れようとしていたある日、二人は朝子との偶然の出会いから、その関係が揺らぎ始める。朝子は勝裕がゲイであることを承知の上で、「結婚も、お付き合いもいらない、ただ子どもが欲しい」とうち明ける。
何と言っても、勝裕(田辺誠一)と直也(高橋和也)のゲイのカップル、2人の名演技こりゃすごいと引き込まれて、朝子(片岡礼子)の生きる目的もなく、愛のないセックスを繰り返し、筋層内筋腫(きんそうないきんしゅ)になり、担当医から子宮を取ってしまえばと言われて、2人と知り合い心境が変わっていく微妙な心境の変化、悲しい人生を過ごした女を好演していたのに感心した。
3人の演技には感心したが、内容が少しばかり受け入れることができない部分があった。
朝子が子供が欲しくなったのは、誰かの為に生きたくなりそれで子供が欲しくなったという理由、それで勝裕の目を見て父親になれる目をしているからと勝裕に父親になってくれと持ちかける、当然断る勝裕しかし直也を巻き込み3人の付き合いが始まっていく、勝裕は優しく気持ちで朝子のことを理解し始める。途中勝裕と直也の身内も巻き込み大変な騒動になりそうだったが勝裕の兄(光石研)に救われる。最終的には朝子は勝裕、直也という強い味方をえていい関係が築かれる。そこには男女間の愛情はなく友情あるのみ。
受け入れることができない部分とは、体外受精で簡単に子供を授かろうとする朝子の考えがどうも納得いかない、エンディングには鍋を囲みながら、勝裕と直也に大きなスポイドを渡して終わる。これには??となってしまった。心境の変化があり、子供が欲しくなった、はい体外受精で簡単に子供を作ろうかあという考え、この考え方許されるのかと思う。話しはともかく、この3人の演技はいい仕事しているなあと思う。