こんなんありました!

『女と男と物語PARTⅡ①』2003年 日本


ある日、ある場所で起きた、ある女とある男の小さな物語。

毎回、2人の俳優が、大人の恋の駆け引きをリアルに演じます。このシリーズ第二弾


第1話『仁義なき告白』

出演:津川雅彦、戸田恵子

 望月源次郎(津川雅彦)は浪花組親分の身代わりで3年間のムショ暮らし。すでに親分は亡くなり、跡目は源次郎に、との期待が高まっていた。いよいよ出所の前日、突然の電話で妻の志麻(戸田恵子)は、源次郎の出所が1日早まったことを知る。慌てて出迎えの準備を整えているところに源次郎が帰宅。しばし再会を喜ぶものの、どこか醒めた様子の志麻。浴衣を取ろうと押入れに手をかける源次郎を志麻は慌てて制止する。中には編みかけの小さな靴下、そして制服姿の警官と志麻が並んで写った写真が入っていたのだ。そんな志麻をよそに、隠れて精力剤を飲み干した源次郎は興奮状態に。だが、志麻は源次郎に力の限り抵抗し、懐から離婚届を取り出す。堅気の女として出直したいという志麻の相手が警官、さらに、妊娠していると告げられ、源次郎の怒りは爆発。流産させてやる! そう言って殴りかかってきた源次郎に志麻は拳銃を向ける!



第2話『結婚願望』

出演:高橋和也、板谷由夏
 自宅兼仕事場のマンションで仕事をしているフリーのデザイナー、池田薫(板谷由夏)のところに、突然、松山裕輔(高橋和也)がやって来た。「なんで?」と動揺する薫をよそに、お土産のシュークリームを差し出す裕輔。お茶を淹れようとした裕輔は手を滑らせ、戸棚から取り出したカップを割ってしまう。壊れたカップを片付ける薫に「別れたいなんて嘘だろ?」と裕輔。二人は付き合って4年になるが、突然、薫が電話で別れ話を切り出してきた。フリーのデザイナーになったばかりの薫にとって、今は結婚を考えられない。裕輔は早く結婚したがっている。薫には、そんな裕輔が苦痛で重荷だった。一方、裕輔には突然の別れ話が理解できない。薫との別れを受け入れられない裕輔は、シュークリームを食べながら、なんとか薫を引き止めようとする。だが「待つよ」という裕輔の言葉を薫は受けつけない。



第3話『ずっとおまえが好きだった』

出演:別所哲也、鈴木杏樹
 閉店時間を迎えた田舎の喫茶店で、マスターの高橋新之助(別所哲也)が片付けを始める。店内には、スーツケースを携えた伊藤雪乃(鈴木杏樹)だけ。二人は幼なじみで共にバツイチ。今は別々の相手がいる。雪乃は、「プロポーズ応じるなら最終便で一緒に東京へ行こう」と言う彼を空港に待たせている。そんな雪乃に、新之助は早く行ってやれと言う。だが、雪乃は新之助の彼女からの電話に出て、2人の会話に水をさすなど、立ち去る気配を見せない。そのうち、新之助は「さっさと行けよ」と言い放つ。それを機に雪乃はスーツケースに手を伸ばし、店を出ようとするが、最後に洗い物を手伝うと言って、なおも居残る。こんなことを繰り返すうち、ふと二人の気持ちがなごんで、新之助は雪乃のためにチーズオムレツを作り始める。チーズオムレツは、二人にとって特別な意味合いのあるメニューだった。次第に、少しずつ、素直な気持ちを明かしはじめた二人・・・。



第4話『鉄格子の夜』

出演:六平直政、高畑淳子
 警察署の留置施設で看守係をする元刑事の藤倉厚男(六平直政)は、ハンで押したような毎日にうんざりしていた。そんなある夜、名前も言えないほど泥酔した女(高畑淳子)が保護され、留置所に入れられる。ただの酔っ払いと思いきや、女の顔を見た藤倉は、はっとする。指名手配中の殺人犯の似顔絵にそっくりだったのだ。目を覚ました女は藤倉の顔を見て驚いた様子。警察官を警戒していると考え、ますます疑いを強めた藤倉は、なんとか女の名前を聞き出そうとする。女は身元を明かさないばかりか、どことなく挙動不審。手柄をあげて刑事に復職したい藤倉は、手掛かりを聞き出そうと、眠ろうとする女を起こしてまで会話を続ける。だが、女から話を聞くはずが、いつの間にか自分の妻子のこと、冷え切った家庭のこと、さらには初恋の告白までするハメに。初恋の相手とのたった一度の惨めなデートの思い出を、ぽつりぽつりと語る藤倉。女の目には涙があふれた。


 第3話『ずっとおまえが好きだった』は、エンディングにがっくりした。そりゃないやろバカ男、追っかけろよと突っ込んだ。お前は誰でもいいんか、結婚できるんやったら、一体結婚って何なんだろう、この男にとってと思ってしまった。
 第4話『鉄格子の夜』の話は、元刑事役の六平直政、泥酔して保護された女役の高畑淳子、貫禄のある演技観ていると引き込まれててしまった。元刑事で人事異動で監守係になったくせに、感が鈍く最後の最後にこの女性が初恋の相手だったと知る、この設定はあまり考えられないが二人の掛け合いの妙に参りました。良かった。