『memo』
2008年 日本 108分
監督:脚本・出演:佐藤二朗
出演:韓英恵、宅間孝行、高岡早紀、白石美帆、岡田義徳、池内博之
個性派俳優・佐藤二朗が、自身の強迫性障害の体験をもとに映画初監督に挑んだドラマ。同じ心の病を抱えた女子高生とその叔父が奇妙な交流を通じて自らの病と向き合っていく姿を優しく見つめる。主演は佐藤二朗と「誰も知らない」の韓英恵。一見ごく普通の女子高生、本橋繭子。しかし彼女には、違和感や不快感を振り払うため同じ行動を繰り返してしまう“強迫性障害”という心の病を抱えていた。彼女の場合は、“発作”が起きると紙にメモをとらずにはいられなくなってしまうのだった。日常生活にも大きな支障を来し、苦悩を深める繭子。そんな彼女の前に突然現われた叔父、純平。彼もまた“強迫性障害”に苦しんでいたのだが…。
この強迫性障害という病のことは、全くの知らなかった。同年代の佐藤二朗という俳優に興味を持ち、監督と脚本をしていると知り、観ることを決意、観れて良かった作品だと思いました。
私が佐藤二朗という俳優を最初に目にしたのは、もう6年前になるのか、フジテレビのドラマ『マルサ!東京国税局査察部』江角マキコ主演のドラマだったと思う。それから現在に至るまで、テレビでの露出も増え、今では顔を見たらああこの人ねえと認知されているぐらいにはなっていると思う。
その彼自身の実体験がもとになっているので、この病に対しての向き合い方、うまく付き合って克服するキーワードがあり、悲しくてショックを受けてしまうこともあるけど、
主人公の少女が、叔父の一言で病を克服することになる。この一言こそ、この病を克服するための最善の方法かもしれないと思うし、これがこの映画のメッセージだと思った。
しかしこれが簡単にできずに病と長く付き合っている人も多いのかもしれない。この病を知らない周囲の人間から見たら、変わった癖を持っているなあぐらいにしか見えないのだろう、
この障害を持っている人は、病と正面から闘おうとし孤独を感じたり、人間関係がうまく行かずどんどん鬱状態になったり、最悪の場合は命を断つこともあるらしい、映画でも自殺という悲しい決着を選んでしまった叔父さん、主人公の父親も弟の死にショックを受ける。
周囲の人間が認知していればそういうことも防げるような気がする。
この映画は、佐藤二朗らしさが十分味わうことができる。
高岡早紀が主人公のお母さん役で出演していたが、派手な高岡早紀しかしらないので、このお母さんの役柄は、「惚れてしまうやないか~」と言いたいぐらいに地味で綺麗なお母さんだった。
