『シリウスの道』
原作 藤原伊織
監督:石橋冠
脚本:吉本昌弘
出演:内野聖陽、寺島進、大塚寧々、栗山千明、黄川田将也
(ストーリー)DVDパッケージより
大手広告代理店・東邦広告の営業部副部長・辰村裕介(内野聖陽)には、明子(大塚寧々)、勝哉(寺島進)という二人の幼馴染がいた。実はこの三人の間には、決して人にはいえないあるひみつがあった。三人は大人になってから連絡をとり合うこともなかったが、25年後の今になって明子のもとにその秘密をネタにした脅迫状が届く。一方、ある日、辰村の部署に予算18億円という大型案件の獲得プロジェクトが舞い込んできた。辰村は、美貌の上司・立花(真矢みき)、独特の感性を持つ派遣社員・平野(栗山千明)、一生懸命さだけは誰にも負けない若手社員・戸塚(黄川田将也)など、個性的なメンバーとともに、コンペのしょうりへに向け万邁進するが、それを妬む社内の妨害や、ライバル会社との激しい争いが続く。やがて立つ村は、そのプロジェクトが自らの過去の秘密と、ある一本の糸が繋がれていたことを知り・・・・・・・・・・・・・。
原作者、直木賞作家の藤原伊織氏の『テロリストのパラソル』を読んでから、ファンになりそれ以後は、ほとんどの作品を読んだ、もっともっと読みたい作家ではあったけどもう読めない残念。
このドラマに出てくるかどうかわからなかったが、3つほど実写で見たかったシーンがあった。
その1
派遣社員・平野と辰村副部長の面接シーン
その2
上司・立花(真矢みき)の膝枕でスカートをびしょ濡れにさせながら酔い潰れて寝る辰村副部長のシーン
その3
いつも叱ってばかりいる若手社員・戸塚が、知らず知らずの間に頼もしく感じられ、認めてしまう人間関係。
この3つだったが、その3だけ見ることができた。印象的なシーンは、戸塚の取った行動で危機を脱した直後に、辰村副部長が戸塚の肩をトントンと叩いて、通りすぎ戸塚が微笑むシーンは良かった。好きなシーンのひとつだった。
その1は、全く取り上げられなく、その2は、ついさっきまで膝枕をしていたということになっていたので観れなかった。残念。
原作を読んでいるが、こんなシーンあったかなあと首を傾げてしまうことがあったが覚えていない。もう一度原作を読みたくなってきた。
返して下さい m(__)m
幼少期の大阪・今里のシーンあったけど、今里あんな場所はないのではと思ったのと、内野聖陽、寺島進、大塚寧々の大阪弁はあんまりだったなあ。
キャストを聞いた時は、ほぼ全員はまっているなあと思った。特に栗山千明はぴったしだった。明子役の大塚寧々は見事に期待を外してくれた。
他の藤原伊織作品も映像化してほしいなあと思う。すべて内野聖陽主演でもいいと思う。
このDVD購入してみたものの少し後悔してしまっているのが正直なところ。