芸術創造館マンスリーシアター(主催 大阪市)
芸術文化振興基金助成事業
清流劇場
2009年2月公演
『モザイク』
芸術創造館 2009.02.21 15:00~
この清流劇場の関係者の友人に、「今度篤姫の芝居見に行くねん」とメールをしたら、返信メールに、
こちらにも
おもろい芝居があるので
是非 見に来て下さい。
サルトルの戯曲
『汚れた手』を参考にし
今 私達が直面する問題を社会派&庶民派な
清流劇場がお届け致します。
衝撃の話題作です。
と返ってきたので、サルトル?という私、ネットでサルトル、汚れた手で検索してみたら、サルトル初心者には、『汚れた手』はわかりやすいとのことが昨日の午前中にわかったので、昼から観劇に芸術創造館へ向かった。
(あらすじ)配布資料より
株式会社西田サービスは、サンライズインターナショナルホテルの清掃事業を一手に引き受けている清掃会社である。
現社長の父親であり、先代の社長であった西田通雄の頃は、
その人柄もあり、このホテル以外での仕事も抱えていたが、
息子・政彦が社長に就任して以降は、折からの不況も手伝って、経営難に陥っている。
来年度まで存続できない会社の危機的状況を打開すべく、
政彦はサンライズインターナショナルホテルへの会社売却交渉に乗り出すが、
従業員たちの間に解雇の噂が広がり、社長更迭へと動きを始める者も出ている。
仲里は社長更迭のリーダーである石田の指示で、
社長室勤務の傍ら、政彦のスキャンダルを探り始める。
なんやかんやで、この清流劇場を見るのも今回で5作品目になる。どうもお馬鹿な私なので、今までの4回は、難しすぎて理解できていない部分もあったが、今回の『モザイク』は、理解することができ途中これは私にもあてはまるなあと思い、頭をガツンガツンと殴られているような気がして仕方がなかった。
この芝居を見た人は、登場人物の誰かと自分自身をダブらせて見ることもできたはず、私は社長室勤務の仲里に自分をダブらせてしまった。
仲里はある日妻から、「自分自身のことをわかっていないのに他の人を助けることなんかできないよ」と言われる、これによく似たことを昔言われたのを思い出した。何かをしたい時に、まずその時の自分自身の状態をみて、本当にできる状態かを見極めてたからそれをしないと、本来の目的と違う結果になってしまうので、いい状態じゃないとやめておいた方が良いよと注意されたことを思い出した。社長室で仲里が言われたことに、「君は本質的に人を理解しようとしていない、自分の言葉でしか人を理解をしようとしていない、それは人を理解しているとは言えないフリをしているだけだ!」みたいなセリフがあった。まさしくこれは私自身に言われているようで考えさせられた。自分の中で、長年出来上がってしまっている回路でしか物事を考えれない人間が、良かれと思ってやっていても、実際は知らない間に全く逆効果になっている場合があるということで、本当に人を守ろうとするのなら、本質的に人を理解する必要があると訴えていたようにとれた。
どの登場人物の立場で観るかによってこの話は全く違う話になると思う。