こんなんありました!




2006年 日本 114分


監督:細野辰興
出演:中井貴一、鹿賀丈史、大塚寧々、津川雅彦、伊武雅刀、中村育二、長谷川初範、木下ほうか



(ストーリー)TSUTAYA DISCASより引用
 経済小説の第一人者・高杉良のベストセラーを、「シャブ極道」「竜二 ~Forever~」の細野辰興監督で映画化。実在の食品会社をモデルに、アメリカに進出した工場の再生を任された一人の企業戦士が会社と家族のために苦難を乗り越えていく姿を描く。即席麺を主力商品としてマーケットを拡大、大企業へと成長した“東輝水産”。しかしアメリカに進出した工場は安価なアジア企業に押されて低迷、再生が急務となっていた。その大役を任された川森潔は、幹部連中や古株社員と対立しながらも次々と対策を打ち出し、やがて工場も軌道に乗り始めるが…。

 昨年、唯一見終わってその場から帰りたくなくなるぐらい、あまりにも素晴らしいできの舞台に立っていた3人の内1人が中井貴一だった。その後も『壬生義士伝』を見て中井貴一中毒になりかけている私、実は明日も戸田恵子との二人芝居『グットナイトスリープタイト』を見に行く予定になっています。
 この映画のキャスト陣も、渋いキャスティングするなあと感心してしまった。 乗っ取られようとしている会社を献身的に守ろうとする企業戦士たちの話なのだが、アメリカの労働組合と日本の労働組合の機構がぜんぜん違うのを初めて知った。劇中にもあり、現実でも十分考えられるリストラの問題が取り上げられていた、誰もが対象になる可能性はあるが、社長が説明をして勤務態度が悪い、遅刻が多いなのでポイントをつけて高い方から一時解雇(レイオフ)を告げていく、その解雇されたメンバーが、「俺は家族を養っていかなければならないんだ~」とか「10年以上も会社に尽くしたのに、なんだよ」などを口々に発言して、翌日には世話になっていた会社にピストルをぶちかますという暴挙にでたりする。これを見て正直思うことは、家族を養っていかなければならいと言うのなら、普段から勤務態度を改善しろ!会社に尽くしても、やることをしてなかったらそうなるねん!ということを思ってしまう、この映画の内容だと、会社にぶら下がっているだけでなく、個人で自己防衛、努力はせなあかんと思った。しかし劇中では皮肉なことに、会社のことを人一倍考え会社につくしている人間でも、罠にはめられ辞表を提出せざるをえない状況に追い込まれていた。
 会社運営上で考えられる色んなトラブルが盛り込まれていたが、さほど難しくなく見れた。何でも真摯に物事に取り組んでいたら、わかってくれる、わかりあえるのかなあ?
 こんな人達がいている会社で働いてみたいなあと思える映画でした。アメリカで会社を経営するのは、対策を色々講じていかなければいけないつらさもわかる映画でもあった。