2008年 日本 120分
監督:小泉徳宏
出演:佐藤隆太、サエコ、向井理、仲里依沙、宮川大輔、泉谷しげる
劇団モダンスイマーズの舞台『五十嵐伝~五十嵐ハ燃エテイルカ~』を映画化した青春グラフィティ。事故で記憶が1日しか持たなくなった主人公が、学生プロレスと出会い、アザや筋肉痛などのカラダに刻まれた記憶を通じて生きる実感を取り戻していく姿を綴る。主演は「LIMIT OF LOVE 海猿」の佐藤隆太。監督は「タイヨウのうた」の小泉徳宏。大学生の五十嵐良一は事故で頭を打って以来、一晩眠るとその日の出来事を全て忘れてしまうという“高次脳機能障害”を負っていた。そんな彼が学生プロレスに惹かれ、プロレス研究会の扉を叩く。五十嵐の事情などまるで知らない部員たちは快く迎え入れ、プロレスの基本を教えていくが…。
確かドリュー・バリモア主演の『50回目のファーストキス』という映画もこの脳機能障害を題材にした良い映画だったと思う。
この映画も期待して見てしまった。佐藤隆太扮する五十嵐良一がエライのは、自分が脳機能障害ということを受け入れ、自分で工夫して努力し毎日精一杯生きているところは良かったが、しかし期待した以上のものはなく少しガッカリだった。実際にこのような障害と付き合っていかなければいけなくなった場合どうなるのだろうと考えたら、私の今の状態だと誰も助けてくれないので生活していくのが厳しいだろうなと思う。この『ガチ☆ボーイ』も『50回目のファーストキス』も、家族が脳機能障害を持った主人公を家族愛で支えていくのは共通しているが、『50回目のファーストキス』では、父親と弟か兄貴それと街の食堂の人達が主人公を温かく見守り、最初は本人に脳機能障害だと告げずにいるが、主人公に恋をする男が現れてからは本人にも受け入れる。受け入れると言っても一晩寝ればすべて忘れてしまう、だから毎朝の日課は昨日に何があったかを思い出す作業から始まる大変である。例えば寝る前にベッドで愛し合っていても目が覚めれば、「キャ~、あなた誰、この変態!」と言われ何も覚えていないことになる。『ガチ☆ボーイ』では、目が覚めれば部屋のいたるところに、貼り紙がしてあり、”日記を見ろ“と書いてある。日記を見て自分が脳機能障害だと1日の始まりに、残酷だが知らされる。だからこの脳機能障害を持ってしまったら、脳機能障害を持っていることを認識し、自分自身で何か工夫をしていかないと生活するのが困難だと思う。
