2004年 日本 105分
監督:鶴橋康夫
出演:役所広司、妻夫木聡、鈴木京香、内野聖陽、真木よう子、大杉漣
ひとりの女子高生が、ビジネスホテルの一室で自殺を遂げた。
その少女・古谷めい子(真木よう子)は前日、首都テレビの人気ニュース番組『ナイン・トゥ・テン』の特集企画の中で、少女売春の元締めとして報じられたばかりだった。
『ナイン・トゥ・テン』のメインキャスター・長坂文雄(役所広司)は当初、この女子高生売春を追う特集に乗り気ではなかったが、企画を担当した女性ディレクター・逢沢瑤子(鈴木京香)の熱意にあおられて取り上げることにしたのだった。
すぐに競合の東洋テレビが、自殺した女子高生の恋人だという青年・八尋樹一郎(妻夫木聡)に独占インタビューを行なった。
深い悲しみをこらえながら、報道によって死に追いやられた少女の無実を訴える八尋は、テレビの前の視聴者から絶大な同情と共感を集め、またたく間に有名カリスマ青年と化していった。
そして同時に、長坂は一斉に抗議の視線を向けられることとなり、ニュースキャスターの座を追われた。
だがそれは、八尋によって綿密に計画された“完全犯罪”の序章に過ぎなかった…。
一瞬のスキから、八尋の仕掛けた罠にはまってしまった長坂と瑤子。しかし2人は、八尋がついた小さなウソ―学歴詐称―をきっかけに疑惑を抱き、完全犯罪の全貌を暴いていく。
やがて、八尋の凶悪な過去が次々と明らかになって…!?
役所広司と妻夫木聡共演で贈るテレビ朝日開局45周年記念のサスペンスドラマ。
マスコミ関係を取り上げたもので、『破線のマリス』を見て以来、
久しぶりに背筋が寒くなった。妻夫木聡が演じて凶悪犯の八尋はピッタリはまってたと思う。
長坂と逢沢が八尋の身辺を調査をして八尋の事を知る小料理屋の女将に話を聞き夜に
八尋の母の馴染み客がくるとのことを聞き、夜に訪ねて行くが、
そこには店の電気を消し携帯片手にした若者たちがすごく冷めた目で所狭しと立っていた。
これは八尋がメールを利用して遠隔操作をしている若者たちだった。
このシーンは背筋が寒くなった。八尋の策にひっかかりほされていた長坂に、
八尋とのテレビでの対談話が持ち上がる。収録日当日、長坂は八尋を拉致し、
八尋の父親が首を吊った現場でビデオを回し2人だけの番組を録り始めるが、
そこに現れたらものは、また若者たち、長坂は命を絶たれた。逢沢の目の前には
、首を吊って自殺をしたように偽装された絞殺死体。
逢沢は、長坂が言っていた一言一言を思いだし、
現場からビデオカメラを回収してくる、それに写された映像が証拠になり、
八尋は逮捕される。エンディングも、ありえるよなあと思えるような感じだったが、
そこに戦場で特派員をしていた頃の出で立ちの長坂を登場させる必要があったのかなあと思った。
何か実際にあっても、おかしくないような話だった。テレビの向こう側にいる人間を
遠隔操作のごとく動かす様は不気味過ぎる。
「あいつはマスコミが与えた餌で育った、だからマスコミがあいつを始末する責任がある。」と
長坂は偽情報提供者に言われ、最後取った行動に繋がっていくことになったんだろう。
