2006年 ドイツ 110分

監督:クリス・クラウス
出演:ハンナー・ヘルシュブルング、スヴェン・ピッピヒ、リッキー・ミューラー、ヤスミン・タハタバイ


 類いまれなピアノの才能を持ちながら殺人犯として収監されている女囚と、彼女の才能に惚れ込み残り少ない人生を懸ける老教師、そんな2人の女性の魂のぶつかり合いを衝撃的に描く。ピアノ教師として刑務所を訪れたトラウデ・クリューガーは、机を鍵盤代わりに無心で指を動かしている女性に目を留める。彼女の名はジェニー。天才ピアニストとして将来を嘱託されながらも道を踏み外してしまい刑務所暮らしの日々。心を閉ざし、衝動的な暴力を振るう彼女は刑務所内でも札付きの問題児。それでも、ジェニーの才能を見抜いたトラウデは所長を説得して特別レッスンを始めるが…………。

本当に魂をぶつけ合ってました彼女たち、それぞれ心に深い傷を持ちながら、老教師に見出だされたジェニー、激しくぶつかり合いお互いが励ましあい、うまく軌道に乗りかけると何か障害が発生うまくいかない、しかしジェニーのピアノ演奏と老教師の音楽への情熱でいい方向へ、エンディングのジェニーのピアノ演奏が始まった瞬間に老教師はガックリして会場を去ろうとする、型破り演奏を始めたからである。それはジェニーの魂の訴えに聞こえた。あの演奏はすごく良かった。演奏終了後スタンディングオベーションの中、ジェニーは身柄を拘束されてしまう。その時に聴衆にお辞儀をするシーンがあるのだがその時のジェニーはいい目をしていた。
 良い映画でした。