1995年 ドイツ/イギリス 101分

監督・脚本:フィリップ・リドリー
出演:ブレンダン・フレイザー、アッシュレイ・ジャド、ヴィゴ・モーテンセン


 「柔らかい殻」のフィリップ・リドリー監督によるサイコ・スリラー。両親の厳格な宗教観念により、性の邪悪さを教え込まれ育った青年が、両親の死のショックから森を彷徨い恋人とひっそり暮らす一人の女性と出会う。やがて、彼女と恋人との肉愛を目の当りにした彼は、性への罪悪感と強い欲望の間で苛まれながら嫉妬心を燃やしていく……。

 『ハムナプトラ』のブレンダン・フレイザーのエンディングへむけての変わりようは不気味だった。今は『ハムナプトラ』のお父さんみたいなキャラしかしていないが、もっと色んな役にチャレンジしてほしいと思った。『ダブル・ジョバディー』のアッシュレイ・ジャド、このセクシー姉ちゃん誰やろかと思って見ていたが、あんな感じで男に接していたら、そりゃ男も勘違いするやろうと思った。しかし『ダブル・ジョバディー』の頃と顔もスタイルも違って見えたから不思議だ。『GIジェーン』のヴィゴ・モーテンセンは、喋れない彼氏の役で、ワイルドな役を演じていた。もっとブレンダン・フレイザー、アッシュレイ・ジャド、ヴィゴ・モーテンセンの出ている作品を見たくなった。主人公は両親の厳格な宗教観念により、性の邪悪さなどを教え込まれ育ったので、キャリーとクレイの愛し合うところをダークリーは見てしまい、良からぬことを考えてしまう。精神的に不安定になった時に、両親の亡霊が表れダークリーをけしかける、この亡霊の両親すごく気味が悪かった。ダークリーは完全に正気を失い、キャリーとクレイを襲うが、撃たれて死んでいく。朝になり家が焼け落ち、外でいたキャリーとクレイ。なぜか森の中から象を連れた家族が現れ、サーカスの一団で、川を渡る時にすべて流されたと言う。すぐに森から出れると思っていたが、ずっとさまよっているとのこと、キャリーは、「永遠に続く森もあるわ」と言う。サーカスの団長は「教えてくれるかい?」と返す。結局は最後のこの会話がすべてを物語っていると思った。