2006年 日本 119分
監督:森川時久
出演:滝田栄、松坂慶子、三田村邦彦、田山涼成
“飯塚事件”として知られる一人の税理士と国税局の7年間にも渡る理論闘争の顛末を描いた高杉良の同名経済小説を映画化。中小企業のために真摯に働いてきた真面目な税理士が国税局の不当な弾圧に屈することなく、自らの信念に基づき国家権力に真っ向から立ち向かっていく姿を描く。中小企業の経営者たちを顧客に持つ税理士、飯塚毅。脆弱な経営基盤しか持たない彼らのために、時に国税庁のキャリア官僚とも真正面から渡り合うことも厭わない謹厳実直な男。しかし、そのことで飯塚は国税局から目を付けられてしまう…。
不撓不屈とは、どんな困難に出合ってもひるまずくじけないことという意味。その困難を乗り越えるのには、自分一人の力ではどうにもならないものもある、この映画では家族の支えが飯塚毅を後押ししていた。
この映画の予告編で息子が父親に送った手紙があるのだが、それを読んでいるシーンで目が潤っときてしまって、どんな父親なのか見てみたくなったので、確認することにした。
節税対策の一つとして別段賞与となるものを活用していたのだが、その解釈の違いで、税務局と戦うことになる。税務局が完全に悪として作られている、三田村邦彦が税務局の責任者的な立場で出演していたが、めちゃくちゃ嫌な役を演じていた。「お前何様のつもりじゃ」と言いたくなるキャラクターだった。
飯塚毅は自分の顧客に、税法上何の問題もない節税対策の別段賞与、日当旅費を管轄税務局が認めず、飯塚は税務局相手に訴訟を起こしていた。税務局に竹内という男に面会するが、その竹内は昔飯塚に満座の中で恥をかかされたことを根に持っていて、これを機に飯塚事件と称されるものが始まる。ここから凄まじい国税庁のいじめが始まった。ここからの国税庁の調査の手法が人権蹂躙甚だしく見ていて不快だった、国税庁を完全に悪として映画を作っているからそう思うのかもしれないけど、もしあんな態度で調査にはいってるんだったら、職権乱用もいいとこだ。飯塚の人柄に惚れ込んでいて、税務局職員なのに飯塚に情報を流す中村梅雀扮する職員がいた。最後、飯塚が税務局に訪ねて来た時に素性を明かす、その時に「私のような者でも何かできないかと考えて、できることをしよう」とあなたを助けたくて情報を提供したと言う。この自分のできることというのは、簡単に思い浮かぶが、それができないのも常。何事でも、その場その場で自分のできることを大事にしていきたいと思った。