2001年 フランス 108分

監督・脚本:コリーヌ・セロー
出演:カトリーヌ・フロ、ヴァンサン・ランドン、ラシダ・ブラクニ


 エレーヌはごく平凡な主婦。大学生の息子ファブリスは恋人と同棲しているため、現在は夫ポールと2人暮らし、その夫はエレーヌを、いまや"家政婦"ぐらいにしか見ていない。ある夜、車に乗っていたポールとエレーヌのもとに血まみれの女が助けを求めてやってくる。その背後からは数人の男が迫っていた。しかし、面倒に巻き込まれたくないポールはドアをロックし、殴られる女を無視して走り去る。翌日、女のことが心配になったエレーヌは、彼女が収容され病院を探し出すと、家事を放り出して、重傷を負った彼女をつきっきりで看病するのだった。


  TSUTAYAでの評価がやや高めだったので、何気にレンタルしてみたが、この映画に登場してくる男すべて最悪。エレーヌは本当は殴られていた女性(ノエミ)を助けたかったが、夫に面倒に巻き込まれたくないということで救急車を呼ぶことすら許されなかったが、ずうと気になって仕方なく、翌日に病院を探しだし会いに行くが、後遺症が残る可能性があるほどの重傷を負っていた。
 そのことは夫に内緒にし、エレーヌは会社も休み毎日看病する為に病院に泊まり込むことにする。罪の意識でそうするのか?最初は夫に従順だった奥さんだったが、エレーヌはノエミと関わるようになってから、すごく逞しくなっていく。
残された夫は、炊事も洗濯もできない、日本でいうところの完全に『お~いお茶』タイプの男、携帯の留守電に「帰ってきてアイロンかけろ」とかキレまくり、仕事はできるが家の事は何もできない、私が最もなりたくない夫のタイプ、またその息子も最低で女と見ればベッドでよろしくのことしか考えていない兄ちゃん、さらにノエミの父親は娘を金持ちに、お金で売り飛ばそうとするろくでなし男、この映画に出てくる男達はみんなアホだらけで頭にくる。
ノエミは組織に命を狙われ連れ去られそうになっていたがエレーヌはそれも助ける。エレーヌは女同士が一番と思ったのか、いつも夫に無視されている義理の母の家を頼って行く。
その時、ノエミとエレーヌの義理の母と海辺を歩くシーンがあるのだが、二人のバックの海の波の立ち方が色々な事を物語っているような気がした。
ノエミは過去の事をエレーヌに語り始めるが、それはかなりヘビーな事だった。最後は組織で培った知識で組織の追手を完全に潰す。エレーヌの夫と息子のバカ父子も、ノエミの男を落とすテクニックにより、二人共ノエミにゾッコンになるが、これはエレーヌに対しての恩返しかもしれない。最後はノエミの願いだった、妹をバカ親から救ってエンディングをむかえる。 今まで見たフランス映画あまり見ていないが、その中ではわかりやすい映画だったと思う。