31話『裏切りの城』

 晴信はついに小笠原長時を追い落とし、信濃府中を手中にした。残る信濃の大敵は村上義清のみ。村上を倒すには難攻不落の砥石城の攻略が欠かせず、その役目はかつてその地を領有していた真田幸隆が担っていた。勘助は村上攻略は時期尚早と、焦る真田を戒め、自らは鉄砲商人に扮して越後への潜入を試みる。越後の長尾景虎の器を見極めるのがその目的だった。勘助が旅立った後、忠告も忘れ真田は策を講じた。きっかけは家中に裏切り者がいるという情報だった。その後、裏切り者を利用して、自陣で挟み撃ちにする。これにより矢崎十吾郎は討たれる。


 ちらっと出てくるけど、真田幸隆の忍び葉月役(真瀬樹里)の雰囲気が好き、調べてみたが、今『あんどーなつ』にレギュラー出ているみたい、ミツも出ているので今度見てみようかなあ。晴信は今川家に人質として長女の梅を嫁がすかもしれないと、三条夫人に告げる。この時代の武将の子供たちは、何か将棋の駒扱い、可哀想に思う。特に女の子は、自分の意思に関係なく、嫁がされたりする。正室・側室とは響きはいいが、本妻・愛人という意味。何だか不憫に思う。



32話『越後潜入』

 勘助は鉄砲商人に扮し、偽名を使い長尾景虎に会う。十挺の鉄砲を用立てるという勘助に景虎は百挺用意するよう命じる。数が揃うまで勘助を人質にするというのだ。元々鉄砲を売るつもりなどない勘助は長尾家の内情を探る好機と喜んで人質となる。しかし、景虎は勘助を武田家の者と半ば見抜いていた。一方、晴信は、村上方の砥石城攻略に出陣した。真田の謀略の成功で村上が劣勢にあると判断したのだ。晴信の出陣を知る由もない勘助は、景虎にお供して宇佐美定満の居城に赴き、その城に留め置かれることになる。長尾家の軍門に下らず中立を保つ宇佐美を味方に引き入れたいと景虎は考えていた。勘助は景虎と宇佐美が手を結べば越後は難敵になると警戒する。一方武田軍は村上軍に大敗を喫してしまう。

 あのヘタレの矢崎平蔵が、進言した一言が村上軍の作戦に採用されるが、勘助ならどう考えると心の中で自問自答し進言したが、勘助は色んな人に影響力を与えているんだなあと思う。 しかし勘助は、昔の移動手段が限られているなか、色んな国に神出鬼没に姿を表す、昔の人はみんなタフだったに違いない。



33話『勘助捕らわる』

 鉄砲商人を装って越後に潜入した勘助だったが宇佐美定満は、勘助の氏素性をすっかり見抜いていた。勘助を宇佐美に預けた景虎の狙いは、武田が越後を狙っていることを宇佐美に悟らせ、越後が一つにまとまる必要を訴える事にあった。宇佐美は景虎の器にほれ込み、遂に長尾家に仕えることを承諾する。甲斐では、勘助はもう戻らないと諦めが広がっていた。勘助を救うためには景虎の要求通り、鉄砲百挺を越後に届けねばならないが、先に買い付けた百挺は既に砥石の大敗で失われていた。そんな中、大井夫人が病に倒れた。病床にあって夫人は晴信に勘助を救うようにと訴えかける。宇佐美を得たことによっていよいよ、景虎は越後統一に乗り出した。勘助が危機一髪のところを根来衆に助けられる。


 もうそろそろ、勘助の敵陣偵察も限界がきているだろう。隻眼も目立つし、一見でそれと違う雰囲気を醸し出しているからなあ。今、晴信(武田信玄)と景虎(上杉謙信)どちらに魅力を感じるかと言えば、上杉謙信になってしまうかなあ。市川亀治郎の武田信玄が、私のイメージと違うからだと思うが。景虎が勘助に火縄銃を構えている時に、勘助は根来寺の僧と伝兵衛に助けられる。その時の景虎の笑みは、今後の楽しみが増えたとでも思っていたのだろうか。



34話『真田の本陣』

 越後で捕われていた勘助は晴信によって救われ甲斐へ戻った。勘助不在の間に武田は村上義清に大敗、その原因を作った真田幸隆に対する家中の視線は冷ややかだった。難攻不落の砥石城を攻略して汚名をそそぐ以外に真田が生き残る道はなかった。そんな真田に勘助は秘策を伝授する。村上方に属する真田の弟・常田隆永を武田に寝返らせるというのだ。そのためには兄弟の主家・海野家を晴信の手によって再興する必要があった。真田は晴信の了承を得て、上州で海野家の姫を守っている河原隆正に使者を送る。河原は忍芽の兄なのだが武田を憎んでいた。兄が了承するはずはないと考えた忍芽は常田の屋敷に乗り込む。そして自らの命と引き換えに真田についてくれと懇願するが常田は応ぜず、勝手に自害すればよいと冷たく言い放つ。忍芽が脇差しを喉に……。その時に真田幸隆と忍芽の兄で海野家家臣の河原隆正が現れ事なきをえる。常田隆永は説得され武田に下ることを決意した。武田軍は難攻不落の砥石城を攻め落とす。


 矢崎十吾郎もいい人だったが、真田幸隆もいい人やなあと、常田隆永の所から帰ってきて、忍芽と嫡男源太左衛門に説教をするシーンは、真田幸隆の優しさが溢れていた。



35話『姫の戦い』

 勘助は原虎胤から突然、妻をめとるよう勧められる。紹介されたのは原の娘・リツ。リツは以前から勘助に恋していたようで、その熱烈さに勘助はあきれ返る。長らく訪ねていなかった由布姫に会いに諏訪に向かう勘助は道中、美しい姫を守る不審な一行に出会う。姫は武田の一族で晴信の命で甲府に向かう途中という。晴信に側室がいるとリツから聞かされていた勘助はその於琴姫(おごとひめ)こそが新しい側室ではと疑惑を抱く。晴信の訪れもなく時間をもてあましていた由布姫は勘助から大井夫人が病いと聞き甲府に見舞いに出向きたいという。由布姫を連れ甲府に戻った勘助は側室について晴信を問い質すが事実だった。由布姫は四郎にを武田家総領の魂を吹き込みたいと決め武田家の跡取りとして育てると勘助に告白するが晴信も勘助も信用できなくなる。


ああややこしいなあ、晴信が側室を迎え、跡目争いも泥々しそう。勘助は戦では策士ではあるが、由布姫の誘導尋問には、まんまと引っかかってしまうところなんかは、何か人間味を感じた。唯一の弱点かも知れないなあ。