『ナイロビの蜂』

2005年 イギリス 128分


監督:フェルナンド・メイレレス

ジャスティン:レイフ・ファインズ

テッサ:レイチェル・ワイズ



  数ヶ月前に、この『ナイロビの蜂』を見た結婚相手探索中のオヤジ(♀)から、いい映画だった。もっと良い行いをしないといけないなあと思ったとメールがやってきた。人が良いとか、薦められるものは素直な僕としては1度試してみたくなるもので見ることにした。 



  イギリス外交官のジャスティンと、弁護士で活動家のテッサ。出会ってすぐに惹かれ合ったふたりは結婚し、ジャスティンの赴任先アフリカへ渡る。しかし、救済活動にのめりこんでいくテッサを待っていたのは、謎の死だった。妻の死は活動と関わりがあるのか? 真相に迫るジャスティンが見た妻の秘密とは……。愛しているから秘密にした妻。この選択が正しいのかはわからない。だが、彼女が自らの愛と信念を貫き通したことは間違いない。彼女の大きな愛を知り、応える夫。そして同時に明らかになっていく、弱者を食い物にする国家規模の陰謀は本当に恐ろしく、夫婦の愛に涙しながら、アフリカの現状についても否応なく考えさせられた。



 テッサが亡くなり、ジャスティンは、テッサが何をしていたのか調べ始める。 手掛かりになる資料が出てきたり、テッサがジャスティンのことを真剣に愛し気遣っていたことが分かるような手紙も出てくる。調査を進めていきテッサが何を調べ何と戦っていたかを知り、力になってあげられなかった後悔をする。そしてテッサという女性を知った。更に彼女が出来なかったことをしようする。暴行を受けたり、妨害を受けたりするがジャスティンは愛するテッサの為に、屈しなかった。ジャスティンの努力で証拠を掴むが、ジャスティンも事実を揉み消したい相手に命を絶たれる。


もうこれで終わりなのかなあと思ったがエンディングは教会でテッサ、ジャスティンの葬儀が行われていた。壇上に上がって挨拶を始めたテッサの従兄弟の口から発せられた言葉で、二人の行いが報われる。


 テッサを演じるレイチェル・ワイズの可愛いらしいジャスティンの妻の目付きと、活動家の鋭い目付きが凄く良かった。『ハムナプトラ』のイメージが強いかもしれないが、ジュード・ロウと共演している『スターリングラード』というオススメの映画もある。もう1度見たくなってきた。


 ジャスティンのレイフ・ファインズの、イギリスの二人の思い出が一杯詰まった家を外から見て、テッサとの思い出を回想するシーンは、愛した人を亡くし妻のことなど何も知らなかった自分への苛立ちをよく表現していた、また目が良かった。