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やっと読み終えることができた。藤原伊織著『てのひらの闇Ⅱ名残り火』。

てのひらの闇Ⅱということで、続きものの話だった。私の好きな登場人物の大原真里が、ひょっとしたら死んでしまうのではと思っていたが予想は外れ、後半は、あんまり登場しなくなっていた。

話は、主人公の堀江雅之のかっての同僚で無二の親友が殺された。堀江は真相解明に動き出し、ある陰謀を暴く話だが、大藪春彦作品みたいなタイプのハードボイルドではないので、話に引き込まれた1作目、それに比べると、後半が物足りなかった。作者はこの作品が遺作になったらしい。後半はもう少し時間をかけて表現してもよさそうだったが、時間がなかったのだろうか?昨年の5月27日に亡くなり、初版が9月末にされている。

平成7年に『テロリストのパラソル』で第41回江戸川乱歩賞の受賞をし、翌年には直木賞も受賞しているが、その作品を読んでハラハラドキドキしたのを覚えている。完全に嵌まってしまった。

その後、『シリウスの道』、『てのひらの闇』を読むが、主人公は男臭く、その主人公にひかれる女性キャラが登場していた。

藤原伊織作品、次は昭和60年の第9回すばる文学賞を受賞した『ダックスフントのワープ』を読みたくなってきた。

その前に、万城目学の作品があるので、明日からは、『ホルモー六景』を読もう。