2001年公開『アイ・アム・サム』
出演 ショーン・ペーン、ミシェル・ファイファー、ダコタ・ファニング
ストーリー
自閉症の知的障害者であるサム(ショーン・ペン)は、ビートルズのことなら何でも知ってるビートルズ博士で折り紙の天才でもあり、施設にいた映画オタクの仲間イフティ(ダグ・ハッチソン)の影響で、好きな映画の台詞ならスラスラと暗唱できるし、そして周囲の人を色で識別する共感覚の才能も少し持っている。でも施設の知能テストでは7歳児程度の知能であると判定されていた。そんな彼は施設を出てから映画館の掃除係を経て、今はスターバックスの掃除係として働きながら、一人娘のルーシー(ダコタ・ファニング)を育ててきた。実はサムのパートナーだったレベッカは、ルーシーを生んですぐ失踪してしまったのだ。でも施設の仲間、イフティや切手が趣味のブラッド(ブラッド・アラン・シルヴァーマン)、折り紙が得意なジョー(ジョセフ・ローゼンバーグ)やちょっと陰謀妄想の入ってるロバート(スタンリー・デサンティス)達の協力、そして隣人の元ピアニストで外出恐怖症のアニー(ダイアン・ウィースト)にも助けられながら、ルーシーはすくすくと利発な娘に育っていった。だが彼女が小学校に上がって父親より学習程度が進んだせいもあって、ある問題が起きる。児童福祉局のソーシャル・ワーカー、マーガレット・キャルグローブ(ロレッタ・ディヴァイン)は、彼に養育能力がないとしてルーシーを施設に入れ、里親に預けるべきだと判断したのだ。突然窮地に陥ったサムは、仲間の薦めで敏腕弁護士のリタ・ハリソン(ミシェル・ファイファー)に弁護を依頼。体よくあしらうつもりだったリタは、巻き込まれるようにしてボランティアで弁護をするハメになる。裁判での駆け引きを知らないサムに苛立ちながらも、夫や息子とうまくいかない自分に比べ、サムとルーシー父娘が深い愛情で結び付けられている姿に心を動かされていくのだった。だが裁判はサムに不利な情勢へと向かいつつあった……。
サムがカフェでいた時に、娼婦が近づいて誘惑していた時に、警官がやってきて警察へひっぱられていくいが、その時にサムにはそんな気がなかったのは明白で釈放されるが、その場に居合わせた児童福祉局のソーシャルワーカーが別の日にサム宅を訪問するが、その日は、ルーシーの誕生日でサプライズパーティーの準備をしていた。ルーシーが帰ってくるからみんな隠れてというのに隠れない子供が一人いて、サムが両肩を持ってさあ隠れてと隠れさそうとした時に、その子の親が暴力を振るうなとサムを突き飛ばす、その時にルーシーが帰宅。挙句の果てに、その子供は「ルーシーは本当の子供じゃないんだろう。本人が言っていた」とみんなの前で、言ってしまう。この時私が近くにおったら、この子供と馬鹿親つまみ出しているだろう。この件があり、この日から二人は離れ離れで暮らさないといけなくなって、裁判所でサムの親としての適否が問われる裁判がはじまった。結果は親権を失い、ルーシーが里親に預けられてしまうが、親権を取り戻そうと継続で裁判で戦うが、里親が眠っているルーシーを抱いて、サムに預けにくる。ルーシーに必要なのはサムということを実感してしまったらしく、裁判で戦うのを止めて元の鞘におさまる。
ルーシーを産んで退院して、サムとルーシーの前から消えて行く、「何しよるねん!」と言ってしまった。その後、小学校に上がるまで何とか育てたその間のシーンは、すごく親子愛が溢れる映像だった。そんなプロセスを知らない児童福祉局のソーシャルワーカーが二人を引き離してしまった時には、「わかってないなこの人止めてくれ」と言ってしまった。ひとがいくら二人を引き離そうとしても、やはり最後は本当の親子の絆が勝つんだぞということだ。
あと仲間も大事だぞというメッセージもあったと思う。弁護士のリタは、いつもイライラしてすぐきれる女弁護士だったが、サムの弁護を引き受けることにより、息子との関係を悩んでいたが息子とも上手く付き合えるようになったり、外出恐怖症のアニーもサムの為に法廷までやってきたりと、サムは不思議と人を見方につけてしまう。知的障害を持っているけれども、なんとか生きていける。サムのそばに、いつもいる4人の仲間の存在も、サムには有難かったに違いない。
アメリカの児童福祉局が介入して、親子を引き離す制度は虐待から子供を守る時には無条件で賛成できるけれども、この映画で取り上げられていた内容では、一方的に親子を引き離すのはちょっと慎重に
考えてあげないと、よかれと思ってやっていることが逆に悲しい結末になることも大いにあるので難しい制度だなあと思う。
ショーン・ペーンの知的障害を持ったお父さん、ダコタ・ファニングの一途にお父さんを愛する娘、ミシェル・ファイファーの悩みを抱える女弁護士、それぞれの演技は見事でした。最近、家で見るDVDは、当たりが多い、この『アイ・アム・サム』も色々考えさせてもらえる良い映画でした。子供を育てる苦労だけまだしていないので、してみたいかなあと思った。
