高校時代一番親しくしていた友人が、卒業後3年目と4年目に、立て続けに亡くなってしまいます。最初の友人は、琵琶湖で溺れて亡くなりました。その琵琶湖に、行く前の日に数名と楽しくお酒を飲んでいて、いつになく盛り上がっていたのを思い出す。琵琶湖に遊びに行くと聞いていたので、「こんな時間まで飲んで大丈夫なんかあ、気を付けて無理したらあかんで」と言って別れました。翌々日出勤をしようと思った時に、その時一緒に飲んでいた。友人から電話があり、その友人が亡くなったと聞かされました。初めて自分の身近な人の死に直面しました。あのショックは忘れることができません。その翌年には、別の友人が、社会人になり車を購入し、そのローンを払う為に、昼は会社勤めで、夜はスナックでバイトという二重生活をしていたらしく、ローンのめどがつきバイトを辞めることになり、最後の日に、これまで1滴も飲まなかった彼が、最後ということでお酒を口にしてしまい車で帰る道中高速道路上で、居眠り運転で側壁に衝突して、この世を去りました。
 二人の共通点は、二人ともバンド活動をやっていて評判もよく、順調にバンド活動を続け、二人共に夢を持ちバンド活動に精神を注入していて、これからまだまだやることがあるなか、志半ばでこの世を去ることになってしまいました、さぞかし無念だったろうと思います。この時期の私はやはりどうやったら死ぬことができるとか、どう死のうかということばかり考えていて行動や言動が無茶苦茶でした。この二人のことを考えると、こう考えている自分が、いかに愚かかわかりました。この瞬間にこの二人の分まで、生きていこうと考え、愚かな考えは吹っ飛んでいきました。今頑張れるのは、この二人のおかげです。
 大したことは、何もできていないのですが、俺は生きています。
 またそのころに、この兄弟愛を描いた「バックドラフト」に出会い、この映画の兄貴に心を撃たれたのを覚えています。