クローズ


 三池崇史が関係している、『ホステル』、『スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ』をすでに見ている。クエンティン・タランティーノ製作指揮の『ホステル』では、クエンティン・タランティーノが三池崇史をリスペクトしているらしく、チャイニーズマフィア役のチョイ役で出ていた。ほんもんに見えた。『スキヤキウエスタン・ジャンゴ』では、あれだけの豪華キャストを揃えたのに見事に期待を外してくれた。一昨日は友人から三池崇史演出の芝居『座頭市』のレポートを受信したが、酷評だったのでこの土曜日に見に行くので期待があんまりできない状態。しかしこの『クローズZERO』私のアンテナに引っ掛かっていたので、見に行くことにした今年40本目の映画になる。
 極道の親分がひざまずくチンピラの背後からピストルを2・3発、背中を撃たれ水中に落ちて行くチンピラ水底まで落ちて行くこんなオープニングから、始まる。鈴蘭高校3年芹沢多摩雄(山田孝之)と1年滝谷源治(小栗旬)、芹沢率いる芹沢軍団と滝谷源治率いるGPSとの不良たちの抗争のお話。
 オープニングで沈んでいったチンピラの拳(やべきょうすけ)がいい感じで話を面白くしていた。源治は鈴蘭高校OBの拳に協力を願い鈴蘭高校のてっぺんを目指すことになった。実は自分の組と敵対する組の組長の息子だとわかった。それと同時に組長から、源治を消せと命令が出る、ピストルを持たされ拳は、源治に会いに行くが実行できずに、去ってしまう。この件がもとでオープニングのシーンにつながる。結局は紙一重で滝谷源治が芹沢多摩雄に勝利する。
 オープニングのシーンで撃たれて死んだ拳だと思ったが、撃たれる前に親分から、お前このジャケット欲しがっていただろう。持っていけと羽織らせてもらう。背中の部分が防弾チョッキになってあり、親分は組員の前でそこに弾を打ち込んで去った。親分はメンツを保ちながら拳に足をあらわす為にこうしたと思われる。
 筒本将治役で上地雄輔、伊崎瞬役で高岡蒼甫が出演していた。上地雄輔はちゃんと芝居していた。高岡蒼甫は宮崎あおいの旦那さん、『パッチギ』で見た時も思ったが、いい顔しているし、存在感がある役者だなあと思う、当時は知らなかったが『ウィー・トーマス』で彼の舞台は拝見済み、みたいだった。違和感なく舞台もこなしていた。この映画は廃校になった高槻南高校で撮影されたらしい。私の記憶によると京本政樹の母校だったと思う。間違っていたらゴメン。

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