2015年にKADOKAWAから出版オファーをいただくよりも以前のことですが

 

私は本名ではなく、別名義で執筆をしていました。


宗教問題についてはあまり関心がなかったので

 

仕事でもプライベートでもその種の話題を口にすることすらありませんでした。


宗教を辞めたい人は辞めればいいし

 

辞めたくない人は組織の中にいればいい。


一人ひとり、幸せの価値基準は違うのだから。

 

それが私の持論でした。


ところが、私が持っている「脱・新興宗教」の引き出しに対し


4つの出版社がオファーをくださったのです。


その中で縁あってKADOKAWAと契約することになりました。


会社勤めをしながら

 

4ヶ月という短期間で16万6千字の原稿を書き上げました。


本名での出版が条件だったため


本名の「坂根真実」として本を出しました。

 

 

 

 

 

 


 

私は、自分が宗教問題にかかわることを想定しておらず

 

驚きと戸惑いの中で『解毒』の制作に携わりました。

 

当時お世話になっていた報道関係者の方々には

 

『解毒』が印刷に入った段階でご報告をしました。


私が出版のご報告をしたある報道関係者は

 

テレビ局の報道の部署で働いていらっしゃいました。


メールでご連絡をしたところ

 

「いよいよその時が来たのですね!」と喜んでくださり

 

発売前月の2015年12月に打ち合わせの時間を作ってくださいました。

 

都内の某料理店に到着すると

 

その方は満面の笑みで私を迎えてくださいました。


私がKADOKAWAで出す本の内容が「宗教」に関連するものだとお伝えすると

 

「そんな引き出しもあったんですね……」と青ざめてしまいました。

 

その言葉の後に出たのは


「宗教問題は壁が高いですね……」

 

というものでした。

その局が私への出演オファーをすることはありませんでした。

 

民放のテレビ局で扱えるテーマではなかったのです。

 

一般的には、テレビ出演が実現せずに落ち込む場面なのかもしれませんが

 

私は落ち込むことなく

 

一連の流れを不思議な気持ちで眺めていました。

 

米沢藩城代家老の子孫として

 

一人の日本人として

 

堅実に、感謝の気持ちを持って生きることで幸せを感じていましたし

 

アングロサクソンでフリーメイソンメンバーのラッセル家が作った組織を抜けたことは

 

当然の流れであったと思っていたからです。

 

 

 

 



 

 

 

 

 

武家の人間として

 

フリーメイソンメンバーのラッセル家が作った組織からの脱出は必然であり

 

組織への恨みもありませんでしたので

 

『解毒』の「まえがき」部分でもその点について断言しました。

 

とはいえ、何のメッセージ性もなく作品を制作したわけではありません。

 

16万6千字の原稿を書くにあたり

 

「親の立場の人たちを癒す作品を世に出したい」

 

という想いで執筆をしました。

 

出版後の反響として

 

子育てを終えた親の立場の人たちからは

 

「いい作品をありがとうございます。

 

ラストも良かったですね」と言っていただきました。

 

宗教2世の方々からは 

『解毒』第6章「自立」の内容について詳しく知りたい

 

というお声を多くいただきました。

そのため、こちらの『解毒』特設ブログでは

 

宗教2世の方々へのメッセージとして

 

私がどのように一般社会で生活してきたのかについて 

「ライフワーク」と「自立」のカテゴリーでお伝えしました。

 

宗教3世、4世のためのコンテンツとしては

 

NHK総合「逆転人生」を残すことができました。

 

その点については、下記の記事でも詳述しています。

 

 

 

 

5月10日放送の「逆転人生」を視聴した後

 

この組織を離れた3世のお子さんもいらっしゃいます。

 

その報告を受けて、「逆転人生」だけがきっかけではないにしても

 

無事に組織を脱出できた3世の若者がいることを知って安堵しました。

 

 

 

 

 

 

2016年1月に『解毒』を出版したときから約6年間

 

「新興宗教を辞めたい人たち」や「辞めた後に悩んでいる人たち」をサポートするべく

 

講演会の開催やこの特設ブログの執筆

 

Abema TV「Wの悲喜劇」やNHK「逆転人生」への出演など

 

自分にできる精一杯の活動をしてまいりました。

 

 

 

 

 

 

今後、私が宗教を脱会したサバイバーの立場で

 

発信することはありません。


この『解毒』特設ブログも本日で更新を終了いたします。

現時点で、約9000人の方々が『解毒』をお読みくださり


数百万人の方々が本年5月10日放送の「逆転人生」をご視聴くださいました。

 

「逆転人生」の再現ドラマでは

 

演者の皆さまをはじめ、制作の方々、ディレクターさんのおかげで

 

再現度の高い映像が完成しました。

 

演者の皆さまは大変なプレッシャーの中、演技をしてくださったと思いますので

 

心から感謝しております。

 

『解毒』および「逆転人生」の内容につきましては


全国からたくさんの励ましのお言葉、応援のお言葉をいただいたほか

 

ご質問やご指摘もいただき


それら一つひとつは、自分自身の魂を成長させる機会となりました。

 

本当に感謝しております。

 

拙著『解毒』に付箋を付けたり、ノートを取ったりしながら読んでくださった方も

 

多くいらっしゃいます。

 

読者の皆様の熱いお気持ちを、とても有難く思っております。

 

 


 

 

 

 

 

 

『解毒』出版から5年が経過した今年は

 

40年ぶりの幼なじみとの再会も果たすことができました。


幼なじみとの再会は今のところお一方のみですが


とても勇気づけられました。

 

名乗り出てご連絡をくださり、本当にありがとうございます。

 

40年間の空白を埋める作業は

 

言葉で表現できないほど幸せな時間となりました。

 

残りの人生の中で

 

再会した幼なじみの方とご一緒に

 

思い出づくりをしていけたらと思っています。

 

 



 

 

 

 

 

私は今月以降、『解毒』出版前の自分に戻って活動を続けます。


皆さまにとって、2021年はどのような1年でしたか。


また、2022年はどのような年にしたいとお考えでしょうか。


私は、毎年11月に翌年の予定や目標を確定させますので


11月が1年のうちで一番ワクワクします。

またどこかで皆さまにお会いできるのを楽しみにしております。


2022年が、皆さまにとって素晴らしい1年になりますよう

 

心からお祈り申し上げます。


拙著『解毒』、および『解毒』特設ブログをお読みくださり

 

本当にありがとうございました。

 

 

 

 

本年5月10日放送のNHK総合「逆転人生」については

 

視聴者の皆様からたくさんのご感想をいただきました。

 

その中でも、ラスト2分間で私が語っている「感謝」についてのご意見やご質問もいただきましたので

 

今日はその点に触れたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

この番組はドキュメンタリーですので

 

脚色はありませんし、事実をそのまま伝えています。

 

テレビ番組だから「母に感謝している」と言ったわけでもありません。

 

むしろ、感謝していないと「人間として終わっている」という残念な状態になりますので

 

この記事を書くことにしました。

 

 

 

 

 

 

拙著『解毒』 第4章で綴った職業訓練にどれだけの費用がかかったのかについて

 

お金の話ということもあり

 

今までお伝えしたことはありませんでした。

 

 

解毒 エホバの証人の洗脳から脱出したある女性の手記 (角川ebook nf)

 

 

 

私の母が私に投資した金額は……

 

 

国立大学に4回通える額

 

私立大学(文系)に3回通える額

 

 

となります。

 

シングルマザーの境遇でこれだけの投資を娘にしてくれたのです。

 

文化人を1人育てるためには

 

実際にこれくらいの金額がかかります。

 

それだけではありません。

 

スポンサーとしての役割以外に

 

プロデューサーの役割も果たしてくれました。

 

私が「書くこと」と「話すこと」のプロになれるように

 

5年間、密着して指導をしてくれたのです。

 

その結果、共著ではありますが

 

20代にして商業出版をすることができました。

 

 

シンポジウムでのコーディネーターを務めたり

 

講演会の演者として話したりできるようになったのも

 

プロデューサーである母のおかげです。

 

 

 

母は、ウィメンズネット・サポートのパンフレットに

 

私をモデルにした女性のイラストを載せました。

 

 

母は、「あなたの写真をデザイナーさんに送って

 

イラストを描いてもらったのよ」と言っていました。

 

そのエピソードを聞いて、私は母の深くて強い愛を感じました。

 

 

 

このイラストは、現在ウィメンズネット・サポートのブログのヘッダーデザインに使っています。

 

ブログのヘッダーにこのイラストを採用したのは

 

母が私を愛してくれたことへの感謝の表明であり

 

社会貢献の道において

 

母の意志を継いでいくという決意表明でもあります。

 

 

 

 

子育てを終えたのちに

 

スポンサー兼プロデューサーとなって私を育ててくれた母には

 

感謝しかありません。

 

これだけの恩を受けておきながら

 

感謝できないとしたら

 

人間としては「下の下」になります。

 

NHK総合「逆転人生」のラスト2分間は

 

綺麗事で「感謝」と言ったのではないということを

 

お分かりいただけたかと思います。

 

 

 

 

 

 

世界で800万人いるとされているエホバの証人の信者の中で

 

自分の子どもを文化人として育てた親は

 

私の母以外にはいないと思います。

 

マイケル・ジャクソンもエホバの証人信者の家庭で育ちましたので

 

彼の親が「自分の子どもを文化人として育てた親」に該当する

 

と思う方もおられるかもしれませんが

 

マイケルをエンターテイナーとして育てた彼の父はエホバの証人ではなく

 

マイケルの母がエホバの証人です。

 

 

 

 

 

 

私は、道徳面で最低限必要な振る舞いとして

 

カメラの前で母への想いを語りました。

 

スポンサーであり、プロデューサーである母への恩返しは

 

これから始まります。

 

私は自分の生涯をかけて、母に恩返しをする決意でいます。

 

今後ノンフィクションを出版する予定はありませんが

 

もしノンフィクションを出版するとしたら1冊だけ

 

『やっぱりお母さんが好き』

 

というタイトルで出版をします。

 

この企画は、現時点ですでに周囲の方々から好評をいただいています。