【外道! 政経塾】政治家を切る!①山本太郎氏⑨参議院調査室のシミュレーション? | 【外道政経塾】外道大魔王指南道場

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恥ずかしながらアメーバに帰ってまいりました。まあ、引っ越し先はバックアップと割り切ります。
ちょっと分野を分けてブログを再出発させます。

最近YouTube等での政治活動が多

くみられるし、皆、思い思いの主

張をするのは良いことだが、あま

りにも主張が偏っている部分も見

られるので指摘したい。

 

突っ込みどころが多いので継続的

に使っている資料など個々に突っ

込みたい。

 

 

 

なんか今まで使っていたグラフが

いつの間にかグラフが微妙に変

わっている。

まあ、経済状況の変化とか、最新

にしたとか、参議院調査室なので

舩後靖彦参議院議員の条件下の

シミュレーションの図となっている。

◆旧シミュレーション

◆新シミュレーショングラフ

 (上記動画の図)

 

過去にも指摘したが、「物価上

昇率」は「インフレ率」ではない。

まあ、「安定した経済状況の中

では、かなり高い確率でリンク

する」ということもあるので「物

価上昇率」を「単純にインフレ

率」ととらえても良いが、20兆円

規模の新規国債の発行、10兆

円規模の法人税の増税、そして

29兆円規模の消費税の減税(

廃止)とした場合に、必ずしも、

「物価上昇率」と「インフレ率」は

リンクしない。

 

もちろん、円安誘導になるので

原材料輸入価格の高騰、人件

費の高騰、給与の上昇はあり

得るが、まず、減税が国内生産

品や国内サービスにどれだけ

向けられるのか?も問題になる

し、かつ、日本の国債の評価は

一気に暴落することは目に見え

ている。なぜ「目に見えている」

のか?

①国の借金は国民の借金は

  完全には嘘ではない。

  ・確かに国の借金は国民の

   借金ではなく、かつ、貸手

   が国内通貨建てかつ、国

   内の投資家等によれば問

   題無いとの話がある。更に

   は自国通貨建ての国債で

   デフォルトはあり得ないと

   の話もある。しかし、実際は、

   ある程度経済規模が拡大す

   ることを前提に主張出来るこ

   とであり、不確定要素の強い

   日本ではまずありえない。

②新規国債発行20兆円の意味を

  理解していない。

  実は、日本の国家の歳入は60

  兆円、そして歳出は100兆円

  近くであり、現在65兆円の収入

 (税収60兆円+その他収入5兆円)

  で毎年35兆円国債を発行し、25

 兆円を返済している状況だ。

 これを山本氏の政策をその

 まま実施した場合、税収50

 兆円+5兆円の55兆円で

 国債発行による収入が45兆

 円となる。

 何を意味するのか?日本の

 サラリーマン的考えで説明す

 るなら、年収650万円の人が

 1億円借金を抱えている状況

 が、年収550万円の人が1億

 円の借金を抱えているのと

 同じ状況になるのだ。しかも

 前者は毎年追加で350万円

 を借金し、後者は450万円の

 追加の借金をする。両方とも

 確かに破綻に向かっている

 が、明らかに後者が破綻の

 速度が速いのがお分かりだろ

 う。かつ、今回の消費税の増

 税により前者は700万円の年

 収となるのだ。

 実は日本はIMFから勧告を受

 けるほど、財政運営は危機的

 状況である。国債格付け会社

 もしかり。だからこそ、山本太

 郎氏が「僕は財務省なんです」

 みたいなアホ発言で2002年の

 財務省の格付け会社に対する

 意見書を曲解して使用している

 だけなのだ。

③グラフの動きの不思議

 インフレ率は現状(消費税増税

 )でも警備的でもインフレ傾向

 (この場合は、安定的経済状況

  なので物価上昇率とリンクさ

  せても問題ない)だが、山本氏

  の様に、大幅に減税をし、かつ

  新規国債等で賄った場合に、

  大幅なインフレが生じてしまう

  可能性が高い。(仮に物価上

  昇率がこのグラフの通りでも

  インフレ率は、ものすごく高く

  なる場合が、高い。)

  またハイパーインフレの前に

  スタグフレーションになる可能

  性が高いと思われる。

 

山本太郎先生、ご活躍を祈ってます。