大雨から一転

気持ちよい朝に。健康診断

会社にPCを置いて

半蔵門線で九段下へ

 

昨年とクリニックが変わる

クリニック変えるのが好きみたい

小さなことでも変化は嬉しい

 

昨年、己の不注意で痛い目に遭い

気分は重い

 

九段下駅に到着

8時前のせいか

ホームも駅も混雑していない

 

余裕あるのでスマホをチャージ

上限までチャージする性格

 

地上に出ると

清潔度が高い

ゴ三や吸い殻が見当たらない

民度の高さを知る

 

30分以上あるので

駄目なんどけど最寄りのカフェへ

通りの静けさに反し混雑

 

 

窓際カウンター席をキープ

アイスコーヒー購入し

スツールに腰かけ

飲みながら窓越しに外眺める

 

目の前は

“九段北一丁目“交差点

会社員行き交う中

タケノコの様に

イエローキャップの小学生

物騒な時代を反映し

胸に警報ブザーが

ぶら下がっている

 

近くの学校へ通学するということは

そこそこ裕福なのだろう

スーパーとかあるのか?

って感じだが

独身だったら住んでみたいと思う

酔い潰れても安心な街

 

どうでもいいこと

考えている間に15分経ち

重い腰を上げ

クリニックへ

 

ガラスドアを開けると

当然とは言え

清潔な空気が漂う

 

〇と〇が入った封筒渡すと

血圧測れと

丁寧な言葉で指示を頂く

 

血圧高いせいか

何度も測り直すのだが

ここは受付だけ

無機質に印刷された紙を渡す

 

上150超え下100超え

明らかに高い

 

測り直しもなく

次の検査へ行けとの指示

 

回覧板みたいなの持ち

検査スタートだ

 

もともと恐れなので

病院は苦手

 

診察室へ

瘦せた初老女医から診察受け

既往症

何もないと伝える

 

当然というか

血圧測り直す

次は上が139だったかな

 

親族に血圧高い人いないか?

と聞かれ

親父は心筋梗塞で亡くなったが

伏せといた

血圧高いのはお酒だと

 

診察そのくらい

レントゲン経て採血へ

お決まりコース

 

採血も苦手

毎回

目の前が真っ白になり

冷や汗いや脂汗

寒くなる

看護師にそう伝えると

 

横になって採血しましょう

両腕確認しどっちの血管太いか

肝っ玉小さいけど

血管も細い

 

お構いなくベッドへ案内

「ちくっとします」

とお声かけ頂き

身構える

 

“採血“以外に集中したいけど

血が抜かれるイメージが湧く

払拭できない

毎年こんな感じ

 

抜く時も

「ちくっとします」

言われると身構える

 

駄目な大人だな

家族にこんな姿見られたくない

でもいれば

普通に採血できるかも

クールでいたいから

 

ベッドで横になってると

無機質な天井が目に入り

母を思い出す

死期を悟った母が

「天井が怖い。死が怖い」

と呟いたことは

忘れられない

 

この後

心電図だけで終わった

 

バリウム飲むと

覚悟していただけに

拍子抜け

 

やった!

今日もお酒飲める

馬鹿だ

 

あとで確認すると

バリウム検査するかどうか

チェックするみたい

忘れていたらしい

 

“二宮 愛”

『たしかなこと』