ムーミンパパが逃げるのは?

 

前にブログでも書きましたが

 

 

ムーミンが大好きなので今回はムーミンパパに焦点を当ててみたいと思います。

 

 

 

  楽しいムーミン一家 27話 お金持ちのジェーンおばさん から教えてもらう基本の「き」

 

このお話も大変面白いですよ☆

 

(あらすじ)

 

冒頭、ムーミン谷の郵便屋さんがムーミンパパにお手紙を届けた事から始まります。

そのお手紙の中身を読んだムーミンパパは・・・

 

 

出典:楽しいムーミン一家  作:トーベ・ヤンソン

 

 

ムーミンママ、ムーミン、フローレン、ミーが見守る中

うわわわわ!ジェーンおばさんが来る!

・・・と青くなるムーミンパパ。

 

ムーミンたちが、なぜおばさんが来るのがそんなに怖いのか?と聞くとパパは

 

お金持ちだから怖いガーン 

と言うのです。

 

お金持ちのジェーンおばさんは身寄りが無いので、莫大な財産まじかるクラウンを唯一の身内であるムーミンパパに相続する為に来る事を知ったパパはすぐさま洞窟に身を隠す為に家を後にします。

 

一方、お金持ちが来ると聞いたスニフやフローレンは早速行動を起こします。

 

出典:楽しいムーミン一家  作:トーベ・ヤンソン

 

へムレンさんにお金持ちのジェーンおばさんという方がムーミン谷に来るので

植物博物館を作る為にお金を出してもらったらどうか?と持ち掛けるスニフや

 

出典:楽しいムーミン一家  作:トーベ・ヤンソン

 

発明家であるお兄さんに、空飛ぶ船の発明に資金を出してもらったらどうか?と提案するフローレン。

 

そうこうしているうちにお金持ちのジェーンおばさんが可愛い船に乗ってムーミン谷に到着します。

 

 

出典:楽しいムーミン一家  作:トーベ・ヤンソン

 

そしてやってきました、お金持ちのジェーンおばさん。

 

 

 

出典:楽しいムーミン一家  作:トーベ・ヤンソン

 

荷物を運んでくれる人が居ないか探してるお金持ちのジェーンおばさん。

 

 

出典:楽しいムーミン一家  作:トーベ・ヤンソン

 

スナフキンに荷物を持ってもらうよう頼むも、スニフが素早く現れて荷物を運びます。(もちろんお駄賃目当てw)

 

 

出典:楽しいムーミン一家  作:トーベ・ヤンソン

 

ムーミンのおうちに到着するやいなや、へムレンさんに植物博物館を建てる為の資金を出して欲しいという要望や、フローレンのお兄さんに発明の資金を出して欲しいと要望されて困惑するお金持ちのジェーンおばさん。

 

ムーミンパパはどこに行ったの?

私はムーミンパパに会いに来たのよ!

 

と苛立ちます。

 

その後、裏切り者のスニフの証言や、いたたまれなくなったムーミンママの証言によりパパの居場所はお金持ちのジェーンおばさんの知るところとなります。

 

出典:楽しいムーミン一家  作:トーベ・ヤンソン

 

スナフキンのテントの中でチェスをやっていたパパはとうとうお金持ちのジェーンおばさんに見つかってしまいました。

 

その様子を喜ぶミー。スナフキンは慌ててテントから飛び出し、ムーミンパパを必死にかばおうとします。

 

出典:楽しいムーミン一家  作:トーベ・ヤンソン

 

しかし、とうとうムーミンパパはジェーンおばさんに捕まってしまいました。

 

 

  ここからランナー・ムーミンパパが逃げた訳が遂に判明!

 

お金持ちのジェーンおばさんに捕まってしまったパパはおばさんにこう問い詰められます。

 

おばさん:

「あんたはどうして私が怖いんです?」

 

パパ:

「とんでもない!私が怖いのはおばさんのお金なんです」

 

おばさん:

「お金が噛みつくとでもいうんですか!

私はただ一人の甥っ子のあんたを頼りにしてるんです」

 

「私が年を取ったらあんたが私を引き取って莫大な財産は全てあんたに!」

 

パパ:

「おばさん、どうか財産は困っている人たちにでも寄付してください。

私はびた一文要りません」

 

 

とパパが言ったら、先ほどまでの高圧的な態度が一変。お金持ちのジェーンおばさんは泣き出してしまいました。そして・・・

 

おばさん:

「私の面倒は見たくないっていうんだね?」

 

パパ:

「とんでもない。私はいつでもあなたと一緒に暮らすつもりです」

 

おばさん:

「嘘だ嘘だ!私の事が嫌いなんだ!」

 

パパ:

「私が信じられないんですか?私は大好きですよ。そのままのジェーンおばさんが」

 

「さあみんな、うちに帰って改めてジェーンおばさんの歓迎パーティをしようじゃないか」

 

出典:楽しいムーミン一家  作:トーベ・ヤンソン

出典:楽しいムーミン一家  作:トーベ・ヤンソン

 

こうしてお金持ちのジェーンおばさんはムーミンの家に招かれ一緒に食卓を囲みました。

すっかりパパの本心を理解したおばさんはその後、財産をムーミン谷の為に使って欲しいのでみなさんの為に役立てて下さいと言いお話は終わります。

 

 

  ジェーンおばさん的クレクレオーラ

 

お話が分かりやすいのでタイトルを基本の「き」としたのはここにあります。

 

現実に置き換えてみましょう。

 

通常、資産家が莫大な財産を唯一の身内である甥に相続させようとする行為は、誰の目にもうらやましい瞬間であります。

 

(現にスニフやフローレンのお兄さんは会ったことも無い資産家に対して、お金という経済的利益をもたらしてくれる点だけに焦点を絞って、どうにか自分にも援助してもらえないか?というギラギラ具合が描写されています。)

 

しかしパパは財産相続に対し恐れを抱いて逃げ出してしまうという所にまず1点目のポイントがあるのです。

 

ポイント1→ 傍目には理解できない理由で突然逃げ出す。

 

そして、2点目のポイントとして、その資産家は高圧的な態度をまき散らしながら、お金を払えば周囲が何でも言う事を聞くだろうというスタンスでムーミン谷に登場したことです。

 

ポイント2→ 自分の目的の為に相手や周囲の人までをもコントロールする。

 

 

どうでしょう。

ツインレイトピック以外でも見聞きする文ではないでしょうか?

 

それはさておき

ポイント1と2に関してまず抑えておきたい基本の「き」

 

 

チェイサーが自分の目的

(依存含む)の為にツインレイのお相手をコントロールしようとする重さを感じ取ったランナーは、

傍目には理解できない理由で

突然チェイサーから逃げ出す。

 

 

 

と文章を構成する事もできるのではないでしょうか?

 

また、ジェーンおばさんはパパには最初に財産を相続させたいとだけ言っていたのにも関わらず、後になってから自分が年を取ったら面倒を見てもらいたいという一方的な要求を露わにしてきます。ここをポイント3にしておきます。

 

ポイント3→ ただただ財産を甥に相続させたいと言っていたのにも関わらず、実際には金銭を相続させるから私の面倒を見て欲しいという交換条件を含む要求が含まれていた。

 

そして相続人であるパパの回答は、お金は一文たりとも要らない。でもおばさんの事は大好きである。ここが一番大事なのでポイント4です。

 

ポイント4→ 相続人は相続を拒否する意向である。しかし感情面においては叔母の事が大好きである。

 

 

また言い換えます。

 

 

 

チェイサーは本当の要求を隠してツインレイのお相手が望んでいないものを与えようと必死になればなるほど、ランナーは恐怖を抱く。

 

心と向き合わされ、本音をお相手に伝えた時お相手も心を開く。

 

 

お金は要らない、でもおばさんの事は大好き。

 

こんな事自分の利益を優先している生活を送っていたら理解しがたいですよね?

 

私たちはスニフやフローレンのお兄さんのようにジェーンおばさんの人間性よりも、彼女がお金持ちだからという点に魅力を感じてしまうような世界観を持つようにいつしか思ってしまう自分が居る、

 

またはお金持ちを羨ましいと思っているが「お金があってもね」と無意識にその人自体の人格までもを否定してしまう気持ちを持って居るという事もあるでしょう。

 

それは、その気持ちが自分の中に「ある」と気づくだけでも明日から日常の景色が変わる一助となるかもしれません。

 

 

  まとめ

 

今回はわかりやすい「お金」を釣り餌にした物語だったので、「お金」を「ツインレイあるあるの伝え方」に変化させたら腑に落としやすいと思いました。

 

ツインレイとのすり合わせをする中で、気を緩めると後から身についた価値観を相手に押し付けてしまうといった事もきっとあると思います。

 

だって相手の事が好きすぎて、本心を言うのに抵抗があったり、自分に勇気が無くて不本意な形で目先でもなんでも相手の顔が見たい!会いたい!

 

・・・と思ったら欲求を隠しちゃう自分も自分ですから。

 

 

 

 

今回は本当の要求を隠しながら相手を目先で喜ばせようとする行為は私にとって

「クレクレオーラをまとうお金持ちのジェーンおばさん」という言葉が当てはまるのではと思ったのでムーミンから着想を得ました。

 

このようなオーラが自分自身を含め、少しずつでも世界の人々から昇華していく日が早く(めっちゃはやく)来ることを祈ってやみません。

 

アゲアゲでいきましょう!いえい!飛び出すハート