J.B

と、いうわけで
「007/ボンド・アルティメイタム」「007/慰めの報酬」を観てきた訳ですが
とてもおもしろかったです。アクション映画としては。
ただボンドシリーズとしては・・・

今回も前作「カジノ・ロワイヤル 」を観たときと同様に
「ゼロゼロセブン世代」の私には違和感がありました。
「『ジェームズ・ボンド』に見えない」
「ボンドに『悲壮感』とか『苦悩』は似合わないんだ、
ボンドはいつも余裕でニヤついてる紳士じゃないと」
「そもそも「００７」である必要があるのか？」って

でも今回観て気づきました。
こいつは「ジェームズ・ボンド」の皮をかぶった
「ジェイソン・ボーン」なんだって。
カーチェイスだったり、屋上走り回ったり、
バルコニー的なところへ飛び移ったり
敵と格闘している様はまさに「ボーン」だもの。
なるほどボーンは身を隠すために整形して名前を変えてMI6に雇われたのか。
うまく身を隠したつもりだろうが私の眼はだませないぞ！
「００７シリーズ」も好きだけど「ボーンシリーズ」はもっと
（既に十数回観ていて、まだ今からでも観ちゃうくらい）大好きなのだから。

ともかく「ゼロゼロ」世代のひとは『これまでのジェームズ・ボンド像』
にこだわらず観る事がこの映画を楽しむ条件でしょうな。
もちろん「ボンド」を知らない人や「ダブルオー」世代の人は
何の問題もなく楽しめるのではないでしょうか。


ガンマニアでもなんでもなく、ただ「J.B」が好きで所有する２丁。
ボンドの「ワルサーPPK」とボーンの「シグザウエルP226」