父子生活、二日目。

朝、目覚ましを便りに目を覚ましました。
娘はまだ寝ています。

自分の身支度を整えて、娘の朝御飯を準備して、これまた不安な気持ちで娘を起こしに布団へ。

ママを探して泣くだろうか。
朝御飯は食べてくれるだろうか。
食べてくれなかったら、着替えも何もかも嫌がったら、、、

娘の寝顔を見て、不安しか出てこなかった日は初めてです。

「おはようしようか。娘ちゃん。朝だよ。」

そっと声をかけると、少し布団をコロコロして、私の膝に顔を埋めます。

「あぅ」

眠そうな娘の顔。そして声。可愛いなと思いました。
いつも通り、娘に愛しさを感じることができました。

さて、朝御飯を食べに一緒にテーブルに向かいます。
席についたタイミングで、娘はキョロキョロと顔を色々なところに向けながら、言いました。

「どこー」

明らかにママを探していました。
ママが病院にいることを改めて伝えると、少し不安げな顔をする娘。

そのまま10分ほど、泣いてしまいました。
それでも私の不安を拭い去るように、朝御飯を食べる娘を見て、彼女は彼女なりにママがいない現実を受け止めようとしてくれているような気がしました。

その後、朝御飯を食べ終えて、保育園に送っていきました。
保育園では泣くこともなくお別れできました。
本当に良い子だと思います。

そして、夜。

保育園まで迎えに行き、ニコニコと機嫌の良い娘と帰宅。
昨晩同様、なんなく晩御飯を食べ終える娘。

さあ、昨日はお風呂から上がったタイミングでぎゃん泣きでしたが、今回はどうでしょう。
また昨日のように二時間の号泣に耐えることを思うと、正直、頭が痛かったです。

案の定、泣き始める娘。

しかし私は、彼女の泣き方が昨日の泣き方とだいぶ違うことに気が付きました。
昨日は何もかも、自分自身でも訳がわからなくなるような泣き方でした。
今日は少し眠くてグズっているような泣き方でした。

そのまま髪の毛を乾かし、歯磨きを済ませます。
鼻水が出ていなかったので、鼻吸いはやめました。

「さぁ、寝ようか。おやすみしよう」

そういって、娘を布団に連れていきます。
この時点でまだ泣いている娘でしたが、しばらくすると、薄暗い部屋で遊び始めました。
なんと、彼女は二日目にしてぎゃん泣きすることをやめてくれました。

私もしばらく遊びに付き合いました。
すると、クスンクスンと小さく泣き出す娘。
抱っこをせがんでくるので、小さな体を抱き上げて、布団へ。

頭を私の胸に完全に預けてくれました。
抱き締めながら、彼女にそっと伝えました。

「ママと離れて寂しいね。パパも寂しいよ。」
「ちゃんとママは帰ってくるからね。それまではパパとガンバろうね。」
「大好きだよ。」

背中をとんとんしながら、布団の端に腰かけていると、娘は布団を指差します。
なんと、自分で布団に転がり、私の腕を枕にして、眠る体制をとってくれたのです。

そのまま一緒に横になり、その日は眠ってしまった娘。
この日は夜泣きもしませんでした。

ママに状況を伝えると、私同様、非常に驚いていました。
ママもしばらくは泣き続ける未来を予想していたようです。

父子生活二日目は予想よりも遥かに穏やかに終わっていきました。

トト