基準で試行すると、肉塊の3~4割しか生肉として使えず、味もかなり落ちることがわかり、断念した。
 最近、牛とろ丼がなくなることを知った全国の顧客から注文が相次いでいる。在庫の2万5千食はハンバーグなどに加工して販売する予定だが、生食用の肉を使っているためコストがかかり採算がとれない。社員は13人。苦境に立たされている藤田恵社長は「安全に注意を払ってきたのにやめないといけないなんて……。主力商品を失い、我々はどうすればいいのか教えてほしい」と憤る。
 約1800店が加盟する全国焼肉協会は、加盟店のために新基準に沿った加工マニュアルをつくる予定だ。ただ、基準通りに加工した場合、店舗での価格は2~3倍になるという。
 協会の中井孝次事務局長によると、生の状態でのトリミングなら切り落とした部分も焼き肉用の肉として提供できる。しかし、新基準に沿って最初に火を通してしまうと、加熱部分はほとんど使い道がなくなり、結果的に価格に跳ね返る。
 新たな基準の公表からわずか半月。「時間的余裕もなく、十分な説明もないなかで決まった基準には納得できない。泥縄もいいところだ」。中井事務局長は国を批判する。
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 〈生食用牛肉の新基準〉 ユッケや牛刺しなど生食用牛肉は、密封した生の肉塊を熱湯につけ、表面から1センチ以上の部分を60度で2分以上加熱し、冷却して加熱部分を削り取れば、残りを生食用として提供することが認められる。生食用牛肉を扱う食肉処理業者や飲食店などには、都道府県知事らの許可が必要になる。食品衛生法に基づき、営業停止などの罰則もある。ではまた仕事中にて失礼します!食中毒事件出して、死者までだしたばかりに、まわりの店まで、つぶれるところまででてきた新基準!の厳しさ!たった一軒のために!