日常生活を送る上で
恐怖を感じることは中々無いが、
いつも飛行機だけは死ぬ思いで乗っている。
ライブツアーでの長距離移動に
飛行機は付き物で、
この先の人生も何度も乗ることが予想される。
だから一刻も早く
苦手な飛行機を克服しなくてはならない。
そこで、飛行機がなぜ苦手なのか分析してみた。

元々、ジェットコースターが得意ではない。
スピードに対する恐怖心は全くないが、
急降下する際のフワッと感が苦手だ。
しかし、ジェットコースターは基本的に
急降下するタイミングが分かるので耐えられる。
同じようなフワッと感と揺れが飛行機にもあるが、
予想外のタイミングで急に来るので腹が立つ。
つまり、
予想できないタイミングで来る揺れに対して
命の危険を感じて恐怖心が生まれる。
では、この恐怖心はどうすればなくなるのか。
最近気づいたことがある。
窓側の席で外を見たり
モニターで飛行機の様子を見ている時に
機体が揺れても、あまり怖くないのだ。
つまり機体が揺れていても、
安全に飛んでいるということを認識できれば
怖くないようだ。
人間とは知覚できないことに
恐怖を覚えるのだと思った。


先日、福岡に行くときは着陸するまで
ずっとこのモニターを見ていた。
このモニターだけを見て空の旅を終えるのは
僕くらいのはずだ。
飛行機に初めて乗った好奇心旺盛な子どもでも
着陸するまで見続けることはないだろう。
ちなみに、左前に座っているのは
プロデューサーの杉沢さん。
僕たちのグッズのサングラスを着けている。
いつもライブの時は掛けているのだが、
結構似合っている。