先日、博多で空き時間に一人で散策していると
「生誕50周年記念 THE仮面ライダー展」という
非常に興味深い広告を見つけ
そのまま吸い込まれるように足を運んだ。
後で知ったのだが、
どうやら僕が行った日は福岡会場での
初日だったらしく混み合っていた。


気楽に立ち入っていい場所では無かった。
実際に撮影で使われた小道具などを見て
興奮と感動が入り混じり、
「うわ、すごい」
「ああ、かっこいい…」
と、気づけば声が漏れていた。





これは石ノ森先生が描かれたものだ。
仮面ライダーの原点である。



これは僕が小さい頃に、
昭和ライダーの中で一番好きだった
スカイライダーだ。
平成だけでなく、昭和ライダーも
一通りビデオで観ている。



こんな機会は中々ないと思い、
細部まで舐めるように見た。
左胸のRXのマークがかっこいい。



そして。



平成ライダーのコーナーに突入。
何の情報も知らず
昭和ライダーだけの展覧会だと思っていたので、
クウガが視界に入ってきた瞬間に
「うわっ、びっくりした」
と声を上げてしまった。
これは僕が一番好きな仮面ライダー、
クウガだ。
人生で初めて観た仮面ライダーでもある。




本編を観た人しか分からないが、
棺や、敵であるグロンギが使っていた小道具も
展示されていて興奮が止まらなかった。



仮面ライダーアギトに登場するG3-X。
弱いが、パーツを装着して変身するという点が
小さい頃の僕の心をくすぐった。
見た目も含めてG3が大好きだった。




仮面ライダー龍騎に登場する
ナイトサバイブの武器と
ライダーが使用するアドベントカード。
カードが思ったより大きいことに驚いた。
おもちゃのアドベントカードを
たくさん集めていたのを思い出した。



これは、
仮面ライダー555が使用するファイズギアだ。
左下のファイズフォンという
携帯電話で変身するのだが、
この頃はまだガラケーしか無かったのだなと
この小道具から分かる。



ファイズとオートバジンと
スマートブレイン社のお姉さん。
オートバジンというファイズが乗るバイクは
写真のようにバトルモードと呼ばれる
ロボットに変形する。
この設定に当時の子どもたちはみんな
心を奪われた。



仮面ライダーキバ。
過去と現在が繋がっていくストーリーと
高貴なイメージが好きだった。



仮面ライダードライブは、
ライダーなのに車に乗るというのが斬新だったし
ストーリーも面白かった。
僕は左のチェイサーが好きだ。



TVで放送されたライダーだけでなく、
ネット配信されたライダーも展示されていた。
これはアマゾンズ。
少しグロテスクだが、
大人向けなストーリーが面白い。




長くなり過ぎた。
好きなものになると熱くなってしまう。
これでも抑えた方だが。
写真もかなり厳選した。
僕の写真フォルダには
100枚以上の写真が残っていた。
どれだけ夢中で撮っていたのだろうかと
後で写真を見返して驚いた。



僕の人生にはいつも仮面ライダーがいた。
だから見ているうちに小さい頃の様々な思い出が
フラッシュバックして目頭が熱くなった。
なんとも言えないおかしな感情だ。
僕も仮面ライダーみたいに、
多くの人に夢を与えられる存在になりたいと
改めて思った。