鋼の錬金術師-14 | 鷲

私の読書の感想

目の前に立っているのは確かにホーエンハイム。眼鏡はつけていない。少し 老けて見える。
エドとアルを見て エルリック兄弟と。その父親ホーエンハイムのことを知っているらしい。
しかも あの男が子供を作っていたのかと。エルリックは母親の姓だ。二人は入籍していない。
だから お父様も今まで気付かなかった。
無くなったアルの鎧を元に戻すお父様。エドの折れた肋骨や腕も触れるだけで治す。
リンは酷く怯えている。”その中に何人いる?”と 目の前の化けものに話しかける。
お父様もリンにお前は何者だと。人柱じゃない人間に用はない グラトニーに喰えと命令する。

エドはお父様に攻撃するがその場から動かず 勝手に防御壁が錬成される。
仕組みは何だろう。
時間の無駄だと言って 脚で地面をたたくと エドたちは錬成を行うことが出来なくなってしまった。
ただの鎧と人間になってしまった兄弟。
ホーエンハイムは地図を手に印がつけられた場所に向かっていた。
お父様のオーラを感じ取ったのか。顔が険しくなる。

リンを抑え彼にグリードを入れることにする。液体状になったグリード。
リンは抵抗しない。エドにも手を出すなと叫ぶ。賢者の石を手に入れることができる。
傷に液体が入っていく。拒絶反応だ。石による破壊と再生を繰り返すリン。
立ち上がる。成功したのだ。右腕にはウロボロスの入れ墨。瞳も赤色に。
グラトニーも喜んでいる様子。お父様にお礼をするグリード。
部屋の扉が開く そこにいたのはメイとスカー。メイもお父様を見て怯えている。
エドはスカーに引き鉄はエンヴィーのせいだと教えると、スカーは全力で殺しにかかる。
メイは地面に転がっている男がエドワードだと知り落胆。想像していた王子様の崩壊。
スカーが暴れたおかげで拘束がとけた二人はお父様に反撃しようとするが、錬成できないまま。
でも スカーとリンは可能だ。錬丹術だからだろうか。
グラトニーは再生能力が尽きて 動けなくなってしまった。
グリードと戦闘するエド。ランファンの名を言うとリンの動きが止まった。
彼はまだグリードの中にいる。お父様の指示で二人を憤怒の所に連れていけと命令されるエンヴィー。
軍人に化けたエンヴィーに送られ ブラッドレイのいる部屋に。
そこには話を聞きおえたマスタングの姿が。どうにもならない。軍は全てを知っている。
国家錬金術師の銀時計を投げ捨ているエドだが、ブラッドレイがウィンリィのこと語り始めたので
このまま国家錬金術師としてブラッドレイに監視されたまま生きることにする。
部屋の外に出た時 ブラッドレイの軍刀がアルの腹部に刺しこまれる。
中にはメイが隠れている。ギリギリ死なずに済んだメイ。
大佐は自分の野望の為に国家錬金術師を辞めないといい去っていく。

外には中尉ではなくアレックスが立っていた。中尉を探す大尉、彼女がお手洗いにいってきただけだった。
ホークアイはマスタングについていく。

エドはウィンリィに電話した。異変が無いか確認したかったのだ。
彼女はいつも通り お客さんの機械鎧を診察しているとのこと。
でも 電話をしてくれてとても嬉しい。
受話器をおろすと後ろにグリードが立っていた。リンがランファンに渡せといったらしい。
文字が書かれた紙をエドに渡し去っていく。どうやらリンはグリードと会話することができるみたいだ。
紙をランファンに渡す。内容は”賢者の石を手に入れた”とのこと。
ランファンはリンの姿が見えないので、どこにいったのかと訊く。

屋上にてブラッドレイと会話するグリード。
彼が人間のことを馬鹿にすると リンが”人間をなめるな”という。
隙あればグリードの身体を乗っ取ろうとしているらしい。
微笑むブブラッドレイ。その身に化け物すらも飲み込もうと言うのか どこまでも強欲な人間よ。

エドは普通に錬成することができるようになっていた。
あの時 お父様は何をしたのだろうか。メイはアルが引き取ったが、スカーは見失った。

スカーはまだ地下に潜伏していた。声が聞こえる マルコだ。
彼の部屋に降りるスカー。
ノックスは数年前に妻と離婚した。仲は良かったが イシュヴァールの戦いで夜も敵が襲ってこないかと 精神が常に興奮状態にあった彼は 夜心配してきた妻を殺そうとしたり。
そんな自分と一緒にはいさせられないと離婚した。あの戦いに参加した奴等は皆 傷だらけだ。

マルコは自分が賢者の石の製造に関わった人間だといい
奴等に利用される前に自分を殺してくれとお願いする。
スカーは自分の右手でマルコの顔面を掴み 地面に叩きつける。
全て話せ この右腕が破壊する前に。

エドは借りた銃を中尉に返すために 彼女の部屋の前に立っていた。
シャワーを浴びていた中尉の背中には入れ墨 錬成陣らしきものが刻まれている。
が 同時に焼かれた痕がある。その錬成陣はマルタングの手袋に刻まれているものだ。