鋼の錬金術師-10 | 鷲

私の読書の感想

ランファンは人造人間の気配を察知することができる。
エンヴィーが市民に変装しても 迷わず刃を突き立ててくる。
グラトニーに銃弾を浴びせるも すぐに回復してしまう。大佐の炎で建物から落ちていくグラトニー。
エンヴィーは犬に変装して 逃げようとするが、ランファンに見つかってしまう。
このままでは殺されてしまう。
アルとリンも駆けつけ 不老不死と訊いたシンの者はすぐに拘束しようとする。
マスタング ホークアイ アル ハボックは肉体を追っているチョッパーのあとを追う。
肉体が入ったのは第三研究所。大総統府直轄の施設だ。その下の階に 鎖でふさがれた扉が。
その奥には道があり 二手にわかれて追跡することに。ホークアイとアル マスタングとハボック。
マスタングの入った部屋にいたのは ラストだった。ハボックは今 胸の入れ墨に気付いた。
どうやらボインが好きらしい。ハボックは軍の情報を一切 話していない。
ラストは自分の胸を開く 皮膚の下には賢者の石が埋め込まれていた。
その石が人造人間の核。人造でも一応 人間だから五感もあるし感情も親に対する愛情もある。
部屋の外に出て ラストごと爆炎で包む大佐。部屋の中がまる焦げになっている。
ラストの姿はないが、人が焼けると空気中に脂肪が飛散する。その感覚が ある。
再生してどこかに隠れている。慎重に部屋の中を歩く 二人だが、瓦礫の中からラスト指が伸びてくる。
それでハボックの腹部を貫く。地面に倒れるハボック。
マスタングはすぐにラストの胸元に手をつっこみ、賢者の石を引っこ抜く。
すると ラストの体は一度 分解されてしまうが、大佐の手の石を中心にまた再構築される。
大佐の腹を貫く。第三施設にはブラッドレイが単独でやってきた。全員 始末するつもりか。
チョッパーは自分の肉体を切っていた。彼のもとについたアルたち。

エンヴィーとグラトニーはランファンとリンの連携により、ボロボロ。
まったく歯が立たない。怒ったエンヴィーは自分の真の姿を見せようとする。
が 二人に話しかけてきたのは”プライド”。姿は見えない。声だけが聞こえる。
今すぐ 撤退しろと。これ以上醜態をされすなというプライド。
プライドは二人より強いのかな。逃げていく人造人間。

アルたちのいる部屋にやってきたのは 大佐を始末したラスト。
ホークアイは大佐のことを聞いて 激昂し、手に持っている銃で彼女を撃ち抜く。
弾切れ。チョッパーも粉々にされてしまい。残ったのはアルのみ。
アルを人柱というラスト。ラストの矛から戦意喪失したホークアイを守る。
自分のせいで護れたはずの人が目の前で死んでいくのは嫌だと叫ぶ。
”よく言った アルフォンス・エルリック” 大佐は傷口を焼いて塞いでいた。
何度か気絶しかけたが。ラストに手袋を切り刻まれてしまったが、自分の血で錬成陣を手の甲に描き。
ハボックのライターを使い火種とする。ラストが死ぬまで燃やし続ける大佐。
燃やされては再生しての繰り返し。最後 大佐に矛をむけるが届かず 塵となって消えていくラスト。
賢者の石も消えていく。そんな彼らの戦いを隠れてみていたブラッドレイ。
何もせずに黙って去っていく。

故郷に帰ってきたというか連れてこられたエド。
そこにはブレダ少尉の姿があった。これから 東部に密入国をする。
何を企んでいるのかは分からないエドだがついていくことにする。

病室にいるマスタングとハボック。
あの施設の通路は円になっていて、その円の上には第2研究所も大総統府もある。
ここでハボックは抜けさせてもらうと お願いする。彼は下半身の感覚がなくなってしまったのだ。
脊髄を損傷したみたいだ。マスタングの部下に対すと行動力はエドに似ている。

砂漠を横断しているエドたち。
クセルクセス遺跡に到着。ここは一夜にして滅んだクレスクセス王国があった場所。
その生き残りが 錬金術を広めたという伝説。シンではその者を”西の賢者”と呼んでいる。
第五研究所にもラストを殺した部屋にもあった壁に描かれた錬成陣?らしきもの。
それがここにもある。遺跡の奥に進むとそこにはロスの姿があった。アレックスの抱擁をかわすロス。
このことをブラッドレイが知っているかどうか。彼女はシンの国が預かることになった。

リゼンブールに帰ってきたのはホーエンハイム。エルリック兄弟の父親だ。
ピナコに自分の家がないと嘆く。家を焼いたことを知らないということは かなりの年月 不在だったと。
彼の顔は何一つ変わってはいない。ピナコのとうに老いてさえもいない。

クセルクセスの遺跡にはイシュヴァールの民がいた。
彼らはエドを人質にして イシュヴァールを滅ぼしたアメストリス軍に抵抗しようと。
でも エドの命では軍は動かないと。これもまた復讐。一人の老婆が止めさせる。
その老婆は昔 あの戦場でウィンリィの両親に治療され生き延びた。
だから アメストリス人を恨んではいるが。悪い人ばかりではないことも知っている。
ウィンリィの両親は 治療したイシュヴァールの武僧に殺された。その武僧の腕には入れ墨があった。
スカーがウィンリィの両親を殺したのだ。話しを聞きおえたエドはウィンリィの家にいく。
母親のお墓の前で見覚えのある人影が。父親 ホーエンハイムだった。