鋼の錬金術師-01 | 鷲

私の読書の感想

旅行鞄を持ち 食事処でご飯を食べている金髪の少年。
側にはその少年より遥かに大きな男が。その男は鎧を身につけていて素顔はみえない。
この街のラジオからは太陽神レトという教祖による宗教放送が流れている。
”奇跡の業”というものを使うことができるらしいが、二人は信じない。
鎧の男がお店のラジオを壊してしまう、その男はラジオを中心に錬成陣を描く。
両の手を合すとラジオが元通りに。これを住人は奇跡の業だと。
小さい方の男の名は エドワード・エルリック。国家錬金術師だ。
そして鎧の男は弟のアルフォンス・エルリック。エドワードは通称 鋼の錬金術師と呼ばれている。
てっきり鎧の方かと思っていた。
ロゼという女性は恋人を失い酷く落ち込んでいた所を
”恋人を生き返らせる”とレト様に言われ元気になった。死者を蘇らせる。奇跡の業。錬金術。
レトは民衆の前 信者の前で掌の小さな花を大きな向日葵の花に変化させる。
錬成陣なしでの錬成に法則むし。
基本は”等価交換” 質量が一のモノからは同じく一のモノしか錬成できない。
それを無視しての錬成は彼の身につけている指輪の紅い石のお蔭だろう。
指輪の石を探してきたのだ。さっそくレトの住まう館に侵入する二人だが、捕まってしまう。
銃で撃たれアルフォンスの甲冑が脱げてしまう。が 鎧の中は空洞だった。

内側には誰もいない。でも動いているし普通に会話もできる。
レトの指輪 ”賢者の石”。その石を使えば法則を無視した大錬成も可能だ。
ロゼは彼の企みをアルフォンスの鎧の中に隠れて聞いていた。
しかし レトの恋人を生き返らせるという言葉を聞いて再び レトの下に。
彼女にみせる。エドワードの支払った代償。神の領域を侵したその咎人の代償。

エドワードの右腕は機械鎧だった。だから鋼の錬金術師なのだ。
彼は自分の母親を蘇らせようとして禁忌 ”人体錬成”をおこなった。
その際にエドは右腕を奪われた。弟は全身を奪われた。
エドは近くにあった鎧に自分の左脚を代償にして弟の魂を定着させた。
結局 レトの持っていた賢者の石は偽物だった。
すがるものがいなくなったロゼに自分のその立派な足で前へ進めといって街を去る。
レトに賢者の石のレプリカを渡したのはラストという女とグラトニーという男。

ラストの指が尖りレトの頭を貫く。人間ではないようだ。グラトニーの舌にはウロボロスの印が。

エドたちは”東の終わりの街”ユールス炭鉱にきていた。
そこで宿を提供してもらおうと酒屋でオッサンたちの仲良くしていたが、
国家錬金術師といった途端に店を追い出される。この街を統括している”ヨキ”という軍人により
税金を多くとられ生活も苦しいらしい。どこで エドは出世欲の強いヨキに悪石で金を錬成し譲渡する。
すると ヨキはこの街をエドに渡す契約書にサインして それを酒屋のオッサンに渡す。
等価交換はこの書類と一泊2食の二人分の料金。交渉成立。
金がただの石ころになってしまいヨキはすぐに二人の下に駆けつけるが、もう契約は済んでいる。
ヨキら軍人をボコボコにする男達。

エドの乗っている列車が過激派に占拠された。列車に乗った将軍を人質にとる。
列車の中で爆睡していたエドだが、”チビ”と言われ過激派のメンバーを殴る。
それから列車の上を通り 機関室に侵入。そこにいた過激派も倒す。
アルは普通に立っているだけなのに 敵が被弾していく。
鎧に向かって撃つが跳弾して 自滅していくのだ。エドは炭水車の水を車両の中に放出。

過激派をアルのいる車両まで流して一網打尽にする。
列車が無事 目的地まで着いた。そこで待っていたロイ・マスタング大佐。
鋼の錬金術師が列車に乗っているので、手を出さなかった。
彼に歯向う過激派のボスを燃やすマスタング。
手袋には錬成陣が描かれていて、指を擦ると摩擦で火花が発生し それ爆発させる。

通称 焔の錬金術師。