ブラッディ・マンデイ ラストシーズン-01 | 鷲

私の読書の感想

1年後、東京ネオタワーに集まる世界各国の首脳たち
あのテロのあとここまで国際関係を友好にしたのは九条総理だ。

藤丸はあのテロのあと、遥と旅行し彼女を音弥に預けて姿を消した。
彼が今どこで何をしているかは誰も知らない―――――――――――。

九条家に来てもう一年も経った。
遥はすっかり元気なっていて前よりも明るくなっている。
彼女を今日 開かれるパーティーに案内する音弥。

その後、遥に言いたい事と渡したいものがあると・・・・・・・・・・・・・・・・・。

新アメリカ大領領”カーチス”。
各国の首脳が集まり、ブラッディ・マンデイの前夜祭が開かれる。
響はタワーの中に侵入していた、無線で藤丸から指示を受ける。
藤丸は九条総理の企みを阻止するため、自らテロリストに成り下がったのだ。
それと、協力者がいる。
J だ。
彼と共謀し、ブラッディ・マンデイを阻止する。

まず、
タワーにある全てのエレベーターを停止させ、誰もに逃がさないようにする。
たまたまそのエレベーターに乗っていた南海はすぐに上の脱出口から外に出て辺りを探る。
足を滑らせ、ギリギリを撃たれずにすむ。
目の前にいたのは白い仮面を装着したテロリストだった。

藤丸は音弥がを連れてきているのを知る。

すぐに彼女を安全な所に避難させるべく、音弥に電話し誘導する。
急な電話で一瞬驚く音弥だが、彼を信用して指示に従う。
二人が去っていくのを見つめる九条総理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

J チームには、ヤコブ 髪を短髪にしたカイン それとアベル。
全員 タワー内に侵入していて、白い仮面を装着し他のテロリストと合流。
この仮面には特殊な装置がつけられていて、
相手の装着している白い仮面に浮かぶ”模様”が確認できるようになっている。
これで偽の仮面をつけている者を暴くことが出来る。
藤丸の突入の合図を受け、首脳達のいる会場を占領する。

霧島はファルコンが敵に下ったと想定してTHIRD-i に指示をだす。
彼と比べたらこちらのハッカーなぞ足元にもおよばない。
そんな彼がにまわったたらどんなテロリストより厄介だ。

テロリストの一人が九条総理を人質としてさらっていく。
これも彼の計画通り。テロリストになりすましたこの男は彼の手下
ヤコブたちは違うけど。

全世界に声明を発表する―――――――――――――。
画面に映し出される白い仮面。
九条の要求は日本の現金から債権、証券にいたるまでの全ての外貨を売却すること。
これによって米ドルの価値はどん底に落ち。ただの紙切れになってしまう。
そうすると過去にない世界恐慌が起き、町は犯罪の嵐になってしまうだろう。

J 「―――――――――壊滅的で独占的で反吐がでる。」
竜之介が命をかけて”生き残らせてしまった”老獪な詐欺師・・・・・・・・・・・・。
藤丸はこの物語に終止符をうつ。