屍鬼-07 | 鷲

私の読書の感想

江渕に強引に、葬儀の契約を交わされる。
4日後に葬儀が行われる。
なんだこの葬儀は!?
ディスプレイに映し出される良和さん。
お経の変わりに
音楽をかけて、お香はなし。
最後にが下の階に消えていき、火花が散って終わり。
もちろん、良和さんは屍鬼になるまで寝ています。

人は何故死者に切り花を捧げるのだろう

夏目の家の前にを置く徹。
もう7日が過ぎた。
夏目は死んだのだ。
背後に現れる正志郎―――――
この男は人間だ。
どうやら沙子が徹を呼んでいるらしい

兼正邸に着く。
沙子と二人。
彼女が自分の過去について話を始める。
沙子は裕福な家庭で育った。

ある日父親は外国から”吸血鬼”を招いたのだ。
周りの人間は彼の正体を知らなかった、当然私も。
だって昼間に彼は私と遊んでくれたから。
その後、町の人が次々と消えていった。
私は気が付いたら棺桶の中で目を覚ましていた。
私は自害しようとしたけど、棺桶を破り外へ出てを吸った。
蔵の中に閉じ込められ、一人時間がたつのを待つ。
蔵から逃げ出し私は一人彷徨い続けたのだった。
そして今この村に居る。
もう逃げないで済むように、この村を私達の同胞の住む場所に変える。

夜、夏目の家の前へを置きに行く徹。

そこに現れたのは死んだはずの夏目だった。
彼は起き上がっていたのだ。
でも彼は屍鬼でありながら、屍鬼を酷く恨んでいる。
徹に桐敷の思惑を問う―――――――。

―――尾崎
敏夫は清信が敵の所に行くとふんでいる。
彼はあの時、手術室での惨状を見て敏夫の下から去っていった。
役所ももう、屍鬼しかいない。

そこに居たのは”桐敷 千鶴
昼間は誰もいないのだ。
逃げ場はないみたいだな・・・・・・・・・・。

敏夫は孤立している。
証拠がない今、何をもって村人に信じさせることができるというのか?
彼の前に夏目が現れる。
夏目 「今でも清水は死んだと思っているのか?
彼は死んだんじゃ―――――――。
夏目 「村を救えるのはあんたしかいない
あんたは孤独じゃない。
俺が居る。
彼はそういった。
屍鬼の身でありながら―――――――
身が震える。
歓喜の震えだ。
味方は敵の中にも居たんだ――――――
俺がこの村を屍鬼の血で染めつくしてやる!!

夏野情報だと、
山入に屍鬼のアジトがあるらしいが、そこはもう満員らしい。
だから引っ越しと言って家を出た後、またその家に住みついているらしい。
なるほど。
全てが教えてくれたことだ。
時間が経てば徹を殺して自害するという夏野。

同日深夜
目を覚ました良和。
恵を問いただす。
良和が目を覚ました時、都会から連れてきた女を拘束して置いていた。
ここに居るという事はそのを殺し喰らったのだ。
村人はすぐには殺せられないだろうから、都会の人間を殺させた。
少しばかりの優しさ
良和は自分の家へ――――――
帰りたい。
かおりも昭の愛おしい。
外に出てくる妻。
――――――――――苦しみをわかってくれるだろうか。
酷く怯える妻。彼を拒絶する―――――ー
ああ、そうか。
自分はこの女を憎んでいたんだ。
妻を殺す。

朝、目を覚ますかおり。
母親が寝込んでいる。すぐに昭を呼ぶ。
こうなったら徹底抗戦だ!!
村人の噂を辿り、昭は”前田 巌”が眠っているらしい場所にきていた。
ここは伊藤家。伊藤 郁美が住んでいた場所だ。
今は居ない。
窓は全て閉じられていて、陽の光が中に入らないようになっている。
トンカチで割って侵入。
居た――――――――――。
深い眠りについている巌。
つついても起きない。
いける――――――――――!!
木の杭を胸に当て、トンカチを振りおろす!!
――――――――!?

昭の腕を掴む辰巳。
終ったな・・・・・・・・・・・・・。
目を覚ますとに巻きつけられている。
目の前の時計、針は17時をさしている。
こちらを見る巌。
昭は屍鬼の朝食になるのか!?