屍鬼-04 | 鷲

私の読書の感想

―――10月4日 火曜 赤口

節子さんは目を覚ました。
が、
あの夜の事は覚えてなく、夢の中で奈緒さんに呼ばれたらしい。

そして深夜、また奈緒さんが現れる。
叫ぶ節子さん。
尾崎院のが消える。
すぐさま回路を戻しに向かう静信。
窓を見るとそこにはとその多大勢の起き上がり達が――――――。
でも、部屋に入ってっこない。

尾崎が辰巳に倒される。
そして節子さんを連れて外へ。
多くの吸血鬼にを吸われる節子さん。
惨い

――――思えばこの時から敏夫は起き上がりに対して容赦がなくなった。

――――同日 夜 夏野家
夏野家を訪れる”静”という、古風な話し方をする幼稚園児。
腹話術で話すといった変わった女の子。
怪しすぎる。
家に入れまいとする父親、
突然キレだし、部屋に侵入する静。

静 「そうじゃ、のちほどお兄ちゃんが来る
   ―――――――よいな?」
承諾する父親。
招いた。
そのことを知らされる夏野。
――――――――来たか・・・・。
すぐに、に電話して絶対に人を家に招くなと伝える。

夜、何者かに扉をつつかれる。
来たか。
そいつは俺を”夏野”と呼ぶ。
そう呼ぶのは、徹の弟の””ぐらいだ。
・・・・・・・・・・かつてはもう一人いた―――――――
窓を開け外を見る。
そこに居たのは死んだはずのだった。
を見られたとたん逃げ出す。
その後を追う夏野――――――――。
完全に見失ってしまう。
ジャリ・・・・・・・・。
現れたのは辰巳。
消されるか、殺されるか、
夏野は知りすぎた。
狩人”はいけない―――――――。
恵も現れる。
夏野が他の人に殺されるくらいなら、私がやると。
逃げ道はない。
ここで・・・・・・・やられるのか?
ふわりと、
背中を支えた動きは転びかけた者を受け止めるように、
優しく
羽交い締める
を覆う
覗き込んできたも芯に滲み入るほど
冷たかった。

後ろから、現れた徹にを吸われる夏野――――――。