黄昏乙女✕アムネジア-07 | 鷲

私の読書の感想

あの後、夕子さんは貞一の前から姿を消した―――――。

夕子のものと思われる部屋に
霧江と貞一。
この部屋から感じる深い悲しみ。
おそらくこの部屋に置かれている物は夕子の遺品
庚 紫子
この学園の理事であり、夕子の
彼女の悲しみが感じられる。

夕子は過去を知らなくてはいけない。
彼女の存在が人を傷つけ世の因果を狂わせる。
それで、夕子さんが消えてしまうことになっても

霧江はおばちゃん大好きだから。
このチャンスを逃すわけにいかない――――
この部屋は必ず夕子の過去に繋がっている。

焦る霧江を怒鳴る貞一。
・・・・・・・・・・・。
泣いちゃった・・・・・・・。
またかよ!!
貞一を変態性癖!!おっぱい星人!!
と罵り去っていく。

―――後日
夕子さんはまだ部室に帰ってこない。
放課後、外をうろついていると猫の鳴き声がする
角を曲がると居た。
野良猫と遊ぶ夕子さん。
貞一に会った瞬間逃げていく夕子さん。
逃げ足はやい!!

目の前で喧嘩する三原と沖浦。
三原がしつこいからか?
沖浦のスケッチブック―――――
真ん中に描かれた黒い人影
―――――影夕子か?
最近、絵を描こうとするとこの黒い人影が現れて上手く描けないらしい。
そんな先輩に話しかけると不機嫌になって怒られる

でも沖浦が影夕子の存在を求めているはずがない。
戻ってくる沖浦。
スケッチブックを奪って帰っていく。
そんな沖浦が心配な三原・・・・・・・。
三原 「先輩はきっと寂しんスよ」
――――夕子さんもきっと。

風景を描こうとする沖浦。
集中すればするほど黒い影が現れる。
恐怖がわたしの手を止めてしまう――――
――――わたしを孤独にしてしまう。

震える先輩の手を握る三原。
・・・・・・・チッ
三原 「描いてください先輩。俺がここにいますから、心細くないですよ」
描きおえる。
スケッチブックを持って貞一の下へ走る
絵の中央に描かれた人影の正体。
夕子さん?
描いた場所に走る貞一。
だが彼女の姿は居ない――――
貞一の下に来る一匹の猫

―――夕子
と遊ぶ夕子。
貞一くんに見つかってしまう。
部屋の中へ逃げる。
夕子 「・・・・ごめんね」
霧江 「勝手に逃げて、勝手に詫びて・・・・・・いいご身分だね」
夕子 「っ・・・・・・」
夕子は記憶の一端に触れた
でも受け入れられなかった
今の私では貞一くんの気持ちに答えられない。
だから逃げる。
霧江 「貞一はいづれ学校を卒業する!!そうしたらお前はどうするんだ!!」



夕子はこの学校に縛られている。
学校から出ることは――――――


―――――できない

貞一くんとの思い出の場所を見てまわる。
―――――彼はいつかわたしの過去を明らかにする
過去を思い出せば、影と一緒になれば
きっとわたしは消えてしまうだろう―――――

だったらいっそ
貞一くんに出会う前――――
――――ひとりの頃に戻ればいい

三浦と三原を階段の上で絵を描いている。
完成したようだ。
夕子の前に猫が現れる。
夕子 わたしが、見えるの?」
その猫を追うとその先に――――

――――貞一
猫と一緒に夕子さんが。
逃げようとする彼女のを掴む。
まっすぐな瞳で――――
貞一 「どんな怖い過去も、そばでみたいんです!!その気持ちは変わりません!!
     僕に全部みせてください!!」


仲直りかな?
過去を明らかにする決意をする夕子。
二人の下に庚 紫子が。
霧江も一緒にいる。
そのまま通り過ぎていく紫子―――――
夕子の姿が見えていない。
紫子 「あなたはきっと知るべきなのでしょうね・・・・・・・霧江・・・・これが
    私の姉―――――――


―――――庚 夕子」
おばあちゃん!!
確かに夕子さんだけど・・・・・・・ちょっと違うよ!!

―――貞一
風邪をひいた夕子さんを看病する貞一。
身体を拭いてあげる――――

・・・・・・・・いいぞ。

――――次の日
部室にむかうとバリケードが。
霧江 「あと一か月。冬休みが来れば・・・・・・・旧校舎は取り壊される
どうする貞一!!

感想終わり!!