黄昏乙女✕アムネジア-06 | 鷲

私の読書の感想

誠教学園 新聞部。
各学年一人ずつで構成される
弱小部である。

部長の佐原はため息をつく。
どうやら、とある怪異を聞いてしまったらしい・・・・・・。
”ろくじに鳴く声”
この怪異を聞いてしまった者は死んでしまうらしい。
助かる方法は相手に聞かせること―――――。
肝心の怪異の中身は憶えてないみたい。
佐原・・・・・・死ぬのか?
新聞部に属する小此木。
解決するしかないっしょ!!
ってなわけで。
友達の西河と河東の3人で怪異に挑む。
貞一は夕子さんとイチャイチャで部室にはいない。
・・・・・・・チッ。
そんな3人の下に 安永 直―――――。
女の子大好き女。
安永情報だと、佐原は髪の短い目つきの鋭い女子から聞かされたとか。
・・・・・・・霧江?


河東 「なんだか・・・あの人・・・あたしたちを見る目つきおかしかったっていうか・・・・・・・
     なんていうか・・・・・」
アカン――――!!
河東もレズっ気があるのか!?

霧江は佐原と会話していないらしい。

この怪異はおかしい。
怪異は人から人へ伝わるもの―――――
口に上らないと怪異としては存在できない。
こういった怪異は複数人に伝え広まるもの。
でも実際は怪異の名前ばかり
その中身を知る者はいない。
忘れてしまった”という――――
ただ一人を除いては
小此木 「やっぱりただの冗談だったのですか!? 中身なんて最初から・・・・・・っ」

佐原 「合格よ!ももえちゃん!!」
・・・・・・・・・。
佐原の目的は次の部長になる小此木にちゃんに
自分で調査して確かな情報を提供するといったがあるか確かめるための―――――
毎年恒例の試験らしい。
・・・・・・なんじゃそりゃ。

誠教学園七不思議
”異次元十三怪談”
この学園にひとつだけあるという13段の階段。
その最後の段は異次元に繋がっている

夕子さんとその階段を探す貞一。
いろんな階段を上るので足が疲れる。
夕子の足を揉む貞一
夕子 「やーん♡きもちいい―――っ♡」
なにやったんだコイツらは・・・・・。
・・・・・・・・いいぞ、もっとやれ。

ここで生足女の霧江登場。
これで七不思議6つ目。
旧校舎の幽霊
隠れ鬼
神隠し
呪い石
アカヒトさん
そして、
異次元十三怪談――――。

霧江 「七不思議って全て知ってしまうと、その人は呪い殺されるらしい」

1人の男子生徒をつれてきた小此木。
彼の名は”三原 草佑”
新聞部一年である。
 
三原 「幽霊と付き合うことってできると思いますか?」
・・・・・・・できます!!
校舎3階から見える旧校舎の教室。
彼は見た――――
旧校舎の教室の窓から伸びる女性の生足を――――。
彼女に会いたくてその教室に走っても
――――誰もいない。

とりあえずその教室を調べる。
違和感を感じる貞一。
何かある・・・・・・・。

次の日、
貞一達は女性の足を見る。
急いで向かうが誰もいない――――。
夕子が教室にあるロッカーをあける。
そこには隠し部屋が――――


そこに座っていたのは、”沖浦 みなと”
3年生で美術部。
ここから見える夕日がとても綺麗でお気に入りみたい。
そんな彼女に一目惚れ
三原 「俺と―――――
    付き合ってください!!」
・・・・・・・とりあえず保留ということで。

隠し部屋にある下につづく階段。
数は十三。
階段の先にある扉を開ける貞一。
その先は外でした。
床もない天井もない。
建築ミスか?

沖浦はこの部屋にきたのは、人影を追ってきたから。
夕子――――
ではない。
ここに何かある!!

貞一と夕子。
夕子は別に七不思議を探さなくていいという。
知ってしまえば自分の事を知られてしまうかもしれない。
そうしてら貞一と一緒にいられない。

でも七不思議を知ることは夕子さんのため――――
夕子 「私のためっていうのなら・・・・・・貞一くんは
    ――――――わたしのために死んでくれるの?」
その表情は儚い

霧江はあの部屋を調べる。
階段の前にある扉の先は何もない。
あたりを見わたすと少しスペースが空いていることに気付く。
に隠された階段を発見する。
階段をおりる霧江。
下には部屋があった。
まるで誰かがここに居たような――――
壁にある旧いセーラー服――――。
どことなくを感じさせる部屋。

??? 「そこのあなた何をしているのですか――――。

霧江 「――――おばあ・・・・・・・ちゃん?」

夕子の妹。
ということはこの部屋は夕子の部屋
そのまま残しているということは何かあるのか?
詮索する霧江に帰るようにいう。
その表情はとても悲しい・・・・・・・・。

霧江はおばあちゃんのことが好き。
夕子のことを話すおばあちゃんはとても悲しい顔をする――――
なぜ夕子の存在がおばあちゃんを悲しめるのか知りたかった。
だから夕子について知ろうとした。
でも
その行為そのもので悲しませてしまうのなら―――――
―――――きっと私は知るべきではないのだ。

私のするべきことは
知ること”ではなく―――――
――――”消すこと”では?

最近上機嫌な夕子さん。
夕子の望みってなんだろう?
記憶は影夕子が持っている。
だったら今の夕子さんは一体・・・・。

夕子さんのために何かしたい・・・・・・・・。
悩む貞一をからかう夕子。
貞一 「ふざけないでくださいよ!! 僕は・・・・・・・っ真剣なんです!!」

貞一を壁に押しつける夕子。

夕子 「貞一くんこそ、して欲しいことあるんじゃない?
    ―――――――キスしてあげる」
つきはなす貞一。
1人残される夕子・・・・・。
抜け殻の私では彼は私を愛してくれない
だったら――――
――――を受け入れるしかない。

夕子は一人で隠し部屋へ。
影夕子が現れる。
影夕子 「本当に知りたいの――――?」
知らなくちゃいけない
きっと私は”そう”あるべきだから
記憶の一端に触れる―――――
そこにいるのは体育座りでうつむく夕子の姿。
表情は
憎悪の表情―――

その場で倒れる夕子さん。
貞一に抱えられる。
涙を流している。

影夕子 「うそつき・・・・・・・
      一度切り離したものをどうして””受け入れることができるの?」

今のあなたに
――――――できはしない

感想終わり!!