フランスの親日家天才ダンサー!引退後の人生は? | 海外(アジア)の豆知識 & ちょいとした話 〜 jintottyのブログ

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「100年に一人」と称されるバレエダンサー、シルビー・ギエムさんは、2015年12月の日本公演を最後に引退。世界を魅了してきた彼女の魅力とはいったい...何?

 
 
《引退の理由は》
 
「怪我を理由にやめたくない。」
「(その時は)自分で決断したい!」
 
 
バレリーナの寿命は短く、若くして引退してしまう人がほとんどです。50歳になる年に区切りをつけてダンスをやめるというギエム。「世紀のバレエダンサー」として愛されただけに、多くのファンにとって今回の引退は衝撃をもたらし、最期の日本公演は貴重なものとして、ファンの間で受け継がれていくことでしょう。
 
 
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《経歴》
 
12歳のときに体操選手から転身し、19歳の若さでパリ・オペラ座最高位のエトワールに上り詰める⤴︎ その後、英ロイヤル・バレエに移籍。
 
 
 
《ギエムの魅力》
 
ギエムの代名詞は、つま先立ちで片方の脚を垂直に上げる「6時のポーズ」。
男性に支えられる「慎みの美」が女性ダンサーに求められていた時代に、ギエムは、高い技術に裏付けされた自立した踊りで、「バレエの美」「女性ダンサーの踊り方」を変えたのです!
 
無駄で不自然なジェスチャーや、わざとらしい演技を排除し、演技法についてはよく振付家と衝突していました また、過度に飾られた衣装を嫌い、肌を露出した衣装で反感を買うこともありました。人間離れした踊り方「6時のポーズ」や、歯に衣着せぬもの言いから、賛否両論ありましたが、近年は彼女の実力について誰もが認めるところとなっています✌️
 
 
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「強靭な肉体」を持ち、しなやかで、弓のようなアーチを描く足の甲が特徴!開く足の角度は200度に達し、彼女の足型のブロンズ像が作られたという逸話があるほど、彼女の足はバレエに適した奇跡的な足なのです。数々の賞を手にし、オリジナリティ溢れるギエムのバレエを確立!得意演目は「ボレロ」です。躍動感際立つ彼女のバレエを観ると、鳥肌が立つだけでなく感動の涙が溢れ出てきてしまいます。
 
 
《信念》
 
「女性が活躍するためには男性の何倍も頑張らなければならない!」
 
それは、女性は体力に限界があり、男性より弱い存在だからです。ギエムにはその劣りは全く感じられません。美に関してもダンスに関しても、男性の何倍も努力する。その信念とエネルギーが彼女の美を保つ秘訣なのでしょうね(^-^)
 
 
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《親日家》
 
ギエムは1981年、16歳のときに初来日して以来40回以上来日している親日家です。「最初から好きになる国だと思っていました。来日する度に、庭園を見たり職人に会ったり、洗練された日本の文化を楽しんでいます。」と言ってくれていますよっ。彼女の陶芸作品は写真集で見ることができます。ありがとう!
 
 
《2011.3.11》
 
東日本大震災のチャリティー公演を海外で行い、さらに被災地でも踊ってくれました。彼女と日本は何か...縁があるのでしょうね。
 
 
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《引退後の野望》
 
環境問題に関心のある彼女は、今後、「美しい地球や野生動物のために活動していきたい。私の野望は地球を救うことなの。」と語っています。
 
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【 シルビー・ギエム 】
 
生年月日: 1965年2月25日
出身地 : パリ
 

ギエムは、インタビューや取材を徹底して嫌うほど芯の強い女性です(^-^)  何の世界でも、世界一になる人にはこだわりってものがあるんですね~ (^-^)

皆さんも、こだわりを持って個性的に生きていってください( ´ ▽ ` )ノ