【インドのレズビアン事情】相談窓口の大切さ | 海外(アジア)の豆知識 & ちょいとした話 〜 jintottyのブログ

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日本には、人口の5.2パーセントにあたるSexual Minolity(ゲイ、レズビアン、バイセクシュアル、トランスジェンダーなどの性的少数者)が暮らしているといわれています。

20人に1人...しかし、今でも多くの人は「自分とは関係ない」と感じており、偏見や差別が存在しています。
 
恋愛や人間関係に悩み、そして多くの人と違うことで受ける。体の性と心の性が一致しない場合は二次性徴による体の変化に苦しむこともあります。これらのことから、自傷、そして自殺未遂にまで至るケースも少なくないといわれます。そこで今回は、インドにあるレズビアンの人に向けた悩み電話相談の現状をお伝えしたいと思います。
 
 
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かつてマドラスと呼ばれたインド南部の中心都市チェンナイ。この街にはレズビアン向けの悩み電話相談窓口が存在します。しかしながら、掛かってくる電話の多くは男性から、、、運営しているのはインド社会福祉団体で、同性愛の人がボランティアとして電話の応対にあたっています。24歳の女性、アクサムさんもそのボランティアの一人...「男性の中には、レズビアンに対する好奇心から電話を掛けてくる人もいれば、レズビアンの女性の電話番号を教えて欲しいという人もいます。」
 
 
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そもそも、この電話相談解説のきっかけは、2009年にチェンナイでレズビアンカップルが自殺したことにあります。ここで働いているアクサムさんも、自分がレズビアンであることにずっと悩み続けてきました。
 
「悩んでいるのは自分だけではない」
 
それを知ってからも、自分の気持ちを他の人に伝えることはとても恐ろしいことだと感じています。ちなみに、深刻な相談件数は1日に25件ほどだそうです。多くの方は、この団体の存在すら知らず、サポートを受けられず、、、

 

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無理やり男性と結婚されそうになっているレズビアンの女性から「『今、自殺を考えている』という深刻な相談もあるそうです。この悩み相談窓口には現在、州全体の様々な地域から電話が寄せられ、シンガポール、オーストラリア、ロンドンなどに住む、南インドの女性からも相談が持ちかけられてきています。

 

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