
気仙沼の海岸
12年前の今日。
金曜日でした。
仕事で沿岸部にいて帰宅はかなり困難でした。
クルマでの移動でしたが信号が消え
皆交差点あたりで渋滞。
家の状態、食糧、電気ガス水道…
と気になることは多々ありましたが
ぱんちが留守番していたので
怖くて外に逃げたかも…と
それが一番心配でした。
帰宅して家は無事そうでしたが
ぱんちが見当たらない。
窓など壊れて外に出られる
隙間がないようだったので
部屋中を探して
ようやく2階の押し入れの奥にいるのを発見。
声かけたらぱんちもガタガタ震えながら
少し出てきてくれました。
私を見てホッとしたのか、また奥に隠れ
数日は押し入れの奥がぱんちの避難場所。
トイレなどを二階の部屋に移動して
二週間ほどぱんちと居ました。
当時、物を買うのに品不足と長蛇の列で
数時間を要し、挙句欲しいものがなかなか
手に入らない状況でしたので
ネコの砂やネコのご飯はなかなか
買えませんでした。 お店も人優先で品物を
出してくれませんでしたから…
ネコに人のものは御法度ではありますが
非常時に、我が家はツナ缶、サバ缶をストック
して人もネコも食べるようにしています。
ぱんちは
味が猫缶より濃いので、ちょっとだけ口に
含ませてあげると食欲が出るらしく
ごはんを食べてくれるようになりました。
案外人のものは特殊な状況の人のものでない限り
震災時でも入手はしやすいですが
ペットものは優先度が低いのでなかなか
手に入りづらいと思います。
災害時ペットの存在はかなり大きいです。
日常の娯楽などが一切ストップして
毎日不安しかない状態の時に、一緒にいてくれる
ペットは精神の支えです。
当時我が家にはぱんちしかいませんでした。
ぱんちは2回の大きな地震を経験しました。
あずきは震災の年に生まれた子。
大きな地震は未経験。 これからも災害とは
無縁のネコ生を送ってもらいたいです。
くーちゃんは当時は別なお家にいました。
沿岸部に近いお家だったから大変だったかな?
避難はしなかったし、お金が豊富なお家だったから
案外大丈夫だったかな?
ちくわは…
これからも災害とは無縁のネコ生をおくりましょうね。
当時の経験で
ペット同伴で避難場所に移動するより
自宅が大丈夫そうなら動かない方が吉。
今はだいぶ改善されているようですが
避難場所はとにかく人臭いし人酔いしました。
皆不安いっぱいなせいか、人が強いストレスを
受けた時の独特の体臭でいっぱいでした。
災害直後は食欲もないと思うので
非常食には、お菓子、煎餅みたいなのが
あると保存もきくしいいと思います。
野菜や米などは水と火がないと調理できないので
ライフラインが落ちつくあたりでの入手が
いいと思います。
案外災害時に皆お菓子類は先に買わないので
買いやすい食べ物の一つですね。