くーちゃん
我が家に来た時は
汚れているな〜と思っていたら
微妙な茶が入っていました。
どうりで拭いても拭いても落ちないわけです。
涙やけも酷くて
落とすのには一年くらいかかりました。
我が家に来て1ヶ月くらいして
フィラリアの後遺症で発作を起こしたのを機に
病院に通うようになりました。
最初の診断の時の先生の一言
「いつ保護されたんですか?」
…
わりとお金の豊富な家庭から引き継いだ子
なんだけど…
まあ、田舎だし昔の飼い方だったからな〜
何度かトリミングとシャンプーをお店に
おねがいしましたが、年齢を理由に
全て断られ、ブラッシングとウェットでマメに
体を拭いていきました。
一度台風の中散歩に行った時
土砂降りでくーちゃんがびちゃびちゃになったので
タオルで拭きながらドライヤーをかけて
あげたら、すごい気持ちよさそうにしていたのを
見て、案外お湯でゆっくり洗ってあげたら
大丈夫だったのかな?と思ったこともありました。
晩年…晩月は結構涙やけも薄くなり
スッキリした感じになりましたが
いま写真をみると痩せてしまってますね。
あと2年くらい早く我が家に来ていたら
もっとたくさんいろんなところに連れていったり
美味しいものも食べたりできたのに…
フィラリアという言葉は何度か耳にしていました。
ネコにもあるらしいですね。
くーちゃんも心臓が大変そうで
ずいぶん散歩のコースには、坂道を挟まないよう
気を遣ってきました。
本当なら走り回ったりしたかったと思います。
途中つらくて座り込む事もあったり
発作で倒れ、ワオーンと泣きが入ることも
ありました。
でも少し落ちつくと、また散歩を続けようと
歩き始める姿を見て、何度もいたたまれない
気持ちにもなりました。
言われていた事ではありますが
我が家に来た時点で本当に見送りの生活
でした。
イヌネコとの生活は
晩年を共する事に一番の大切な事が
詰まっていることをくーちゃんとの生活で
教えてもらった気がしました。
大変だけど、考えてみれば
人の晩年よりはるかに期間が短く
時間もお金もかかりません。
たまに老齢の子達を放棄する人がいますが
最後まで面倒を見てあげたら、その飼い主の
人生観はずいぶんと変わるはず。
一昔前に比べイヌネコの病気の治療薬、治療法
などずいぶんと増えてきてます。
こんど我が家に犬が家族になる時は
フィラリア対策しっかりして、もっと
晩年もたくさんお散歩できるように
してあげたいです。
今日は3月14日
ホワイトデーの日でくーちゃんの誕生日。
戌年に我が家の家族になってくれた
真っ白、ホワイトなくーちゃんの日。