あっとが旅立った日 | アビシニアンのにゃんずとオセロコンビの日常

アビシニアンのにゃんずとオセロコンビの日常

アビシニアン二人の猫とのドタバタな毎日・・・
最近オセロコンビの犬&猫が家族に参戦!
毎日にぎやかです。

おはようございます。
今日はぱんちあずきの話ではなく
あっとの話を…



いつものドタバタではないです。


記憶が曖昧になっている部分
逆に思い出した部分
ごちゃ混ぜになっていて
記録も兼ねています。





あっとが旅立ってもう9年になります。



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この子が私に猫のなんたるかを
教えてくれました。




この子がいなかったら
ぱんちやあずきとどう過ごしていいか
戸惑っていたでしょうね。

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ご飯は何がいいのか
トイレはどうしたらいいのか…

あの頃は今みたいに商品が
充実していなくて色々試行錯誤でした。

今でもコンビニにあっとのご飯を
買いに駆け込んだのを覚えています。


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トイレやお風呂に入ると外で
にゃお〜〜 にゃお〜〜
と思いっきり泣かれたり

ご飯食べている時には
構ってほしくて
食べもしない人のご飯をいたずらしたり…

テレビみたりしている時になど
構って欲しくて
テレビの前に座って邪魔したり
膝に座って無理やり寛がれたり。

今考えるとあっとが唯一
膝に乗る子でしたね。


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落ち着くのは電気を消して
一緒に寝る時だけ…


泣かれても
なんで泣いているのか分からず
当時はイライラしっぱなしでした。


あの時があるから
ぱんちやあずきの言わんとしている事は
ずいぶんわかります。


猫語の先生でもありました。

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猫より断然犬派の母親ですら
あっとは特別な子だったみたいでした。


肝臓が悪いと亡くなる一年前に手術をして
一時は落ちついたに見えたあっとの
体調は、やはり今までよりは
弱っていたようで

実家から電話が来た時には
もう時間がない
という話でした。

その電話が確か10月12日…
体育の日だったはず。
何処かのタイミングで行けたら…
と思っていましたが
10月16日の朝に
行かないと! と思いたって
午後から強行軍で実家に向かいました。

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夕方に実家につくと
あっとは二階にしずかにベッドに
いました。
じーっとわたしを見つめていました。

ありがとう。

とか感謝の言葉と

さようなら。

のお別れの言葉をしっかり
伝えたかったけど言葉では
言えませんでした。

やっと
「またね」
と言えただけ。


ただただ無言で
かるくなでて
お鼻をつんつんして
おでこゴツンとして…

心の中でありがとうと
さようならをつぶやくのが精一杯。


この日あっとはわたしの帰り際に
ベッドのそばにあったコタツに
隠れました。

「まだわたしは元気なんだよ」

と言わんばかりに
無理して動いたんです。

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まだ一月くらいは生きていられる
とお医者さんに言われていたみたいで
私もこの時は
まだ大丈夫そうだね〜

と親に話しながら帰途につきました。


しかし、次の日の夜
実家からの電話。

あっとが亡くなったとすぐに思いました。


その日容態が目に見えて悪くなり
家族が揃うまで待っていたそうです。


最後は家族に抱っこされながら
息を引き取りました。




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あっとはうちの子になって
幸せだったかな?

訳も分からないままあっととの
生活を始めて
嫌なことは無かったかな?

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街中に出かけて
あっとのご飯の食器を
探したり

お腹がゆるくなり
行ったこともない動物病院を
探して相談して薬をもらったり

仕事帰りコンビニよったら
猫のご飯があって
喜ぶかな?とニヤニヤしながら
ご飯をかったり…

今となっては
ちょっとさみしい思い出に
なってしまったけどね。

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一度でいいから
ぱんちとあずきに合わせたかったな〜

ぱんちはすごい甘ったれだけど
すごく優しい子。

あずきはあっとに少し似て居るかな?

二人ともあっとの事大好きに
なったと思うよ。
でも、あっとは鬱陶しいのは
嫌いかな?

ぱんちはあっとが亡くなる日の
午後に空の風呂桶に落ちて
かなりびっくりしたんだよ。

あっとがいたずらしたのかもね。


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あの日の事
ずいぶん覚えているよ。

あの日あった事。
あの日の天気。

帰ってきてから
ぱんちにたくさんあっとの
お話をしてあげたんだよ。

ぱんちはずっと耳を澄まして
聞いていたよ。





あと10年もしたら
ぱんちもあずきもあっとの所に
行っちゃうと思う。
その時はよろしくお願いね。
二人ともかなり寂しがりやだから…

それともあっとはもうこちらに
戻ってきているかな?

またうちの子になって欲しいな〜

そうしたら
あの時出来なかったこと
全部やってあげるよ。

またあの時、あのお店で買った
食器やおもちゃ買って来てあげる。

今はね
あの時よりもたくさん
美味しいごはんがあるんだよ。

きっとあっとも
大好きになるよ。



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毎年あっとの命日に
同じようなことを繰り返し書いていますが

時々色々書いたことのほかにも

あの時〜

と思い出すんですよね。


あっとは里子の中でも
一番長生きしたんじゃないかな?


あっとは雑種の子だったけど
綺麗な銀色の子でロシアンブルーに
そっくりでした。


出会って仕舞えば〜
と言いますが
どうしても最初にロシアンブルーみたいな
子に目がいってしまうんです。

あっとの面影を追いかけていますね。


飼ってみて一番思うのは
猫にもしっかり個性があること。

あっとの代わりになる子
ぱんちの代わりになる子
それぞれ探してみたことはありますが
やはり皆それぞれ。

一期一会ではないですが
その子と縁があったなら
その縁を決しておざなりにするべきではない。
大切にしないと
とてつもない後悔が来ます。

あっとはその事も私に
おしえてくれたかな?






毎年この日は私には
特別な日。

私の家族
そしてはじめての子が亡くなった日。

あっとが旅立った日。