4号線が大渋滞で亘理町(沿岸の街)から
仙台に入るまで5時間くらいかかり
その間の道、街は真っ暗。
あの暗さは忘れられないと思う。
その間、うちの猫が心配だった。
窓割れて外に逃げたら、もう探すのは
難しいと…
自宅到着後早速
地震後から降り始めた雪が積もっている中
庭から窓を暗い中点検。
幸い壊れても外れてもなかった。
次に、中で死亡または負傷していないか
が心配に…
ライトもない中しばらく探した…
二階の押入れの奥にいた!
こっそりと隠れていた。ガタガタ足を
振るわせながら…
名前を呼んでおいでの手を伸ばすと
震えながら私のところにきた。
「よかった!きてくれて!」
と言っているかのように、私の手に
スリスリして
「僕、またここに隠れているね」
みたいに、少し安心したように押入れの
奥にまた隠れた。
すこし安心したが、うちは危険家屋扱い
な大変な状態で、余震も凄かったが
若が心配で、側にいてあげようと
同じ部屋で寝た。
しばらくは二階での生活をした。
若が押入れから出てくるようになったのは
3日後くらいから。
トイレとか一式二階に持ってきて
ごはんも、この時は若が食欲かなり
なかったので、奥の手の鯖缶をすこし
あげた。

この子は、これでも宮城県の内陸地震も
経験しているツワモノ^ ^
涙目で押入れから出てくる姿は
震災の苦労よりも辛い!
この子が存命中はもうあんな大きな地震
はないことを祈る。