人間誰しもきっと一度は「憧れられる存在になりたい」「ヒーローになりたい」って思うことがあるんじゃないかと思う。



完全無欠で。

人から尊敬されて、必要とされて。

その力で正義を守る。



私はどこかでまだそんなヒーローになれるんじゃないかって自分を諦めきれないで背伸びをすることが多い。


それに私は自己評価が極端に低いらしく。

だからか自分を優先順位から外せるし、集団の中でも「自分が耐えて済む話ならそれでいい」と思いながら生きてきた自覚はある。


しかもその我慢が人のためになって、人からの感謝を受けるのだとしたらその傾向に拍車がかかるわけで。



要するに、ある種根っからのヒーロー気質というか、ヒーローに向いているのかもしれないとここまで書いて少し思った。



ただ。

何でも出来て、全部ひとりでも背負えるようなヒーローを目指そうとしている私を知ってか知らずか。


私の無茶を時々気にかけてくれるような人が案外いたりして。


「頑張れ」じゃなくて「頑張りすぎるな」って言葉をくれた。

ヒーローになんてならなくていいから無理するなって。



頑張れば頑張るほどに、その頑張りは当たり前になっていって。

周りからも日常に映っていくから特別評価はされなくなっていくものなのだろうけど。


そんな中でこんな自分のかすかな足掻きを見ていてくれる人がいるってだけで正直救われてしまう。

しかも、特別にならなくてもいい、自分のままでいいなんて存在を肯定してくれるような人もいる。


本当にすごい話だよなと思う。

いるだけでいいなんて、そんな優しい言葉を受けてもいいのかとつい疑いたくなってしまう。




ヒーローになんてなれなかったとしても、それでいいからって。

そのままの等身大の自分で生きていていいんだと思える強さがほしい。