【音楽談話③】演奏家の失敗！許せますか？気になりますか？音楽とミスの深い関係！！日本人はミスに厳しい？コンサートに行って演奏家が失敗したらどうしますか？気になりますか？腹を立てますか？日本ではミスする事が極端に避けられていますが、それが音楽に大きな影響を与えてしまっています。今日は音楽とミスの深い関係についての話です！目次0:00 オープニング1:09 ミスに厳しい日本人2:35 どうしてミスに厳しくなるのか？6...

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ヴィルヘルム・バックハウス〈1884〜1969〉

マウリツィオ・ポリーニ〈1942〜2024〉

ところで、僕が1組時代・小学校最後の2年間で学んだ最大の〈アンチ・〉メッセージは、

「共産主義は間違っている。」

というものであった。それは、狂人の独裁者で暴力教諭のＴから学んだ。

僕の小学校時代の最大の親友は2組のMK君であったが、彼の父は中学校の教諭で詰まり、

「北海道教職員組合〈北教組〉の組合員」

であった。だから、暴力教諭Ｔのことは唯のひと言も話せなかった。

一方でMK君の父に依ると、

「やがて世の中は、ジャン＝ポール・サルトルの言うようにマルクス主義〈共産主義〉になるという。これは、「歴史の必然」で誰も逆らえないものである。」

という。

僕は当時11〜12歳の小学生であったが、人生に絶望するほど愕然とした。

昨日の話しはここまでだった。

車田和寿さんのYouTubeには、今回、

「日本の音大受験や音楽コンクールでは一音でもミスタッチをすると、試験やコンクールで落とされてしまう。」

という真偽不明のエピソードが載っている。

そして、音楽で最もたいせつな要素は、ミスをしないことではなく、自由な心の表現なのに、そんなことを重要視しているから日本の音大受験生や音大生はミスは少ないものの詰まらない演奏家に成り下がっていると述べられている。

「ミスを恐れる社会を学校教育が作り上げた」お陰で日本の大学生も社会人も自由な発想のできない詰まらない人間ばかりが多くなってしまっている。

それは、政治家には多い揚げ足をとるタイプや自分の意見を言わずに内閣や政党支持率で批評する政治記者やコメンテーターに顕著に現われている。

僕は車田和寿さんのYouTubeを観る前から、◯◯の◯◯の演奏は☓☓に限る、という「あれかこれか」タイプの演奏批評が嫌いであった。僕はポリーニの弾くベートーヴェンのピアノ・ソナタやザンデルリンクが振るブラームスの交響曲が好きであるが、もちろんそれだけしか聴かない訳ではない。名探偵コナンや探偵学園Ｑとは違って真実はひとつだけではないからである。

一方で僕は、所謂「ヘーゲル＝マルクス主義の哲学」が哲学に結論を付けようとしていることも激しく嫌う。

しかしながら、僕も演奏会のミスは特にアマチュア・オーケストラ特有のミスは気にする方である。そのことは楽団のアンケートに書くこともある。

でも、今回の読響のコンサートは席に恵まれなかったこと以外、悪い点はなかった。

コンサートの模様については次回のblogに書きたいかと思う。

「ミスを恐れる社会」は日本の学校教育が作り上げた。