『『5月26日は夕方から、「中央大学管弦楽団」のコンサート』』僕にとっては、東京優駿〈日本ダービー〉を翌々日に控えた5月26日午後6時00分より、j:com Hall 八王子〈旧・オリンパスホール〉で、『中央大学管弦楽団…

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翌12月2日土曜日未明、結局僕は八王子のゴルトベルク・フィルハーモニカーのコンサートに行くことにして、

『ｔｅｋｅｔ』

でチケットを手に入れた。値段は1000 円で、ピアニストが来る割にはリーズナブルな価格で入手できた。

さて、朝になっても天候が良かったので、昨日のコンサートのblogは後回しにして、京王相模原線と横浜線を乗り継いで今日は土曜日なのに14時台ではなく、17時開場のコンサートへと向かった。

リブログにもあるように、5月26日と僕はほぼ同じ行動を取っている。

地元のルパでひと休みしながら時間調整して、15時06分頃に出発して京王多摩センター行きの区間急行に乗り込んだ。多摩センターで電車車両を橋本行きに乗り換えると、僕は今更ながら本日の予習として、

『チャイコフスキー・交響曲第4番ヘ短調』

をイヤホンで聴き始めた。この曲を聴き始めると僕は冬を感じる。もちろん、大好きなチャイコフスキーの交響曲や協奏曲は、年中レパートリーに入るが、それでも冬になると聴くことが多くなる。

短い移動が終わり橋本に着くと、エスカレーターを降りて連絡通路を渡り、横浜線八王子行きホームへ向かった。京王相模原線の終着・橋本駅は地上4階にあり、JR相模線・横浜線に向かうまではコンコースを多少歩かねばならない。そして横浜線の乗り換えは接続が何時も悪く、今回も待たされた。そのため、八王子駅で便利なように先頭車両の方へ何両分か歩き、電車が来るのを待った。

ゴルトベルク・フィルハーモニカーのコンサートに行くのは今年の冬で4回目だ。詳細は時間のあるときに記述するが、

2018年　パルテノン多摩

2019年　横浜みなとみらいホール

2021年　相模女子大グリーンホール

とあちこちで公演している。

八王子駅には10分ほどで到着して、改札を潜り抜けセリオへと向かった。1階のうねうねとした店内を通り抜け角の珈琲館は落ち着いたスペースにある。僕は店員さんに席を案内され、

『ホットケーキ2枚・セット、炭火焼アイスコーヒーとで。』

と頼み、持っているスマートホンを覗き込んだ。

相模女子大グリーンホールに行ったときが、

1.ブラームス『悲劇的序曲』

2.チャイコフスキー・幻想序曲『ロメオとジュリエット』

3.チャイコフスキー・交響曲第6番『悲愴』

を彼等は演奏した。今回は、〈チャイコフスキーの〉スラブ行進曲・ピアノ🎹協奏曲第1番・交響曲第4番の組み合わせだ。

珈琲館の食事は『ピザ・トースト』もナイフとフォーク🍴使用で、ホットケーキがそうなっているのもある意味当然であった。思えば、チャイコフスキー・ピアノ🎹協奏曲第1番は、今から半世紀前の1970年代にキリン・シーグラムのロバート・ブラウンという名のウイスキーのコマーシャルに採用されたのが、曲を知りそして好きになる切っ掛けであった。

『いい音楽は最初の3小節で分かるor〈決まる〉？』*1

というキャッチコピーの付いたコマーシャルはきっとウイスキーの売り上げよりも、協奏曲の売り上げに貢献したに違いない。その後、紆余曲折ありながら僕はアルトゥール・ルービンシュタイン独奏のレコードを擦り切れて音が悪くなるまで聴いた。この世の中にこれほど凄い曲を書く作曲家がいるのだ、と思う一方で、

「演奏不能。途轍もない駄曲。」

とチャイコフスキーにスコアを突き返したアントン・ルービンシュタインのことを、

「阿呆か？」

とも小学生の僕は思った。

結論から言えば、アントン・ルービンシュタインはピョートル・イリイチ・チャイコフスキーに較べれば、

「常識的な凡人だった。」

のである。それ故、

「天才は最初、不遇扱いされる。」

とは、ある意味「的を射た真実」なのだ。

その後、この独創的なコンチェルトは大西洋を渡り、ハンス・フォン・ビューローの指揮に依って初演された。音楽に飢えていたアメリカの人びとはこの曲をもちろん好意的に受け容れ、それは21世紀のこんにちに至るまでこの曲は地球上で幅広くそして、高く評価されていることに変わりない。

珈琲館のアイスコーヒーは美味であるが、あまり飲むと眠れなくなる。しかし、コンサート最中に眠たくなる僕にとっては、良い気付け薬になった。

ホットケーキ2枚セットを食べた僕は、八王子駅・改札脇に戻り、J:COMホールに向かった。時刻は17時00分少し前、開場が迫っていた。

〈この項・続く〉

*1　『ハルくんの音楽日記』に依ると、

『いい音楽は第一楽章から引き込まれる。』というのが、少なくともポスターに付いたキャッチコピーだそうです。僕がコマーシャルとして聞いていた、

『いい音楽は最初の3小節で分かる。』

とは一体何だったのであろうか？

2023年12月2日は、夕方からチャイコフスキーのコンサート