相変わらず「ロシア・ウクライナ戦争」はウクライナ共和国軍の攻勢に出るも前進は遅々として進まず、不法占領地の完全回復は厳しい情勢にある。

6月2日の読響のコンサートから2ヶ月あまり経過して、この戦争の状況はワグネルの叛乱もあり以前より複雑になったが、アメリカ合衆国の軍事援助もロシア軍の顔色を伺っているだけで、日本人でも例えばロシア寄りの鈴木宗男氏・佐藤優氏・東郷和彦氏の高笑いが聞こえて来るばかりである。

1,908年に亡くなられた元・ロシア海軍軍人のニコライ・リムスキー＝コルサコフ氏がこの戦争をどのように考えているかは知る由もないが、その間にこの僕が彼の他の

『管弦楽曲』

に興味を持ったのは確かである。

彼の交響曲第2番は、『シェヘラザード』が好きなひとならば必ず〈好きになる〉と『ハルくんの音楽日記』には書かれていたので先ほどYouTubeで試聴したが、ロシア＝中近東風の良い曲であった。しかし、周りの音が五月蝿くて良くは聴こえなかった。因みにこの交響曲の標題は『アンタール』という。

交響組曲『シェヘラザード』〈再掲〉

あれ程売れていた指揮者のワレリー・ゲルギエフは、ロシア国内では失業しないのであろうが、ウラジミール・プーチンの長期計画に乗せられてしまい、流石に詰まらない思いをしているのではあるまいか？

エフゲニー・スヴェトラーノフ

ニコライ・リムスキー＝コルサコフ

ユーリ・テミルカーノフ

交響曲第2番『アンタール』